11・3労働者集会へ

●政権を打倒する大反戦デモやろう

 パレスチナ蜂起から1年たった10月7日の午後3時、学生を先頭に約300人が、ガザ大虐殺を続けるイスラエル・アメリカとこれに加担する石破新政権に怒りを爆発させ、イスラエル大使館前で実力抗議行動をたたかった。夕方6時から新宿で行われたパレスチナ連帯・リレーアピールは、飛び入り多数を含む800人の大結集でかちとられた。

 いま最も学生に求められていることは何か。戦争を虐殺に手を染める政府を揺り動かし、打倒するほどに巨大な反戦デモをつくりだすことだ。とりわけ11月3日の日比谷野外音楽堂で開催される全国労働者総決起集会への6000人結集を実現し、反戦デモの大隊列を登場させよう。その力で首都東京を内乱においこみ、石破政権打倒、米日による中国侵略戦争を阻止しよう!

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8.6原爆ドーム前 座り込みで「集会禁止」粉砕!

第三次世界大戦・核戦争とめよう

 昨年10 月以降、イスラエルによるパレスチナ・ガザへの侵攻、病院や学校への空爆で4万人以上の人が虐殺されている。イスラエルはイランでハマスの最高指導者を殺害し、中東全体に戦火を拡大しようとしている。また3年目に突入したウクライナ戦争は、ウクライナ軍の越境攻撃をもってますます激化している。世界戦争が現実となっている。
 核戦争の危機も迫っている。NATO の事務総長はロシアと中国を念頭に「核兵器を保管庫から出す」(6/17 付英紙テレグラフ)と語り、ロシア・プーチンは「核戦争の準備はできている」と応じた。
なにより、イスラエルの閣僚や米共和党の議員は「ガザに原爆を」と言い放って極悪非道のジェノサイドに手を染めているのだ。
 この世界戦争・核戦争を止める力は、労働者・学生の反戦闘争にこそある。全学連とともに反戦デモに決起しよう!

民衆の怒りが岸田を倒した

 8月14日、岸田首相が9月の自民党総裁選への不出馬を表明した。「総裁任期中の改憲」を掲げて大軍拡と金権腐敗の極悪政治を続けてきた岸田が「内閣支持率2割」という人民の怒りに包囲されてついに打倒されたのだ。物価高騰で困窮に苦しむ民衆に戦争のための大増税を押し付け、沖縄の軍事拠点化を推し進める日本帝国主義・自民党政権を最後的に打倒しよう。

平和公園に響いた反戦反核の声

 広島への原爆投下から79 ヵ年の8月6日朝、平和記念公園内の原爆ドーム前で、8・6ヒロシマ大行動実行委員会が呼びかける反戦反核集会が開催された。
 この日、平和公園は広島市当局と警察・機動隊によって封鎖され、プラカードや横断幕など反戦反核を訴えるものは持ち込み禁止という異常な状況となった。市主催の平和式典にはガザで虐殺を続けるイスラエルの代表、それを公然と支持するアメリカ大使と岸田首相が出席した。市民の反戦集会が禁止される一方で、戦争犯罪者どもが式典に招き入れられる。こんな状況を絶対に許せない!
 全学連は広島大学の学生を先頭にドーム前の座り込みに決起し、被爆者とともに実力で反戦集会を貫徹して式典を直撃するデモに出発した。

 目の前で、自国政府がヒロシマ・ナガサキの惨劇を繰り返そうとしているのに、命令におとなし
く従い、口をふさいで黙るならば、それこそ死者に対する裏切りです。
 だから私たちは、この不当極まる集会禁止に抵抗するため、昨晩から夜通し原爆ドーム前に座り込みました。そして本日、原爆ドーム前での反戦反核集会を断固貫徹しました。
(2024 年8・6ヒロシマアピールより)

弾圧はねかえし徹夜の座り込み

 2月28 日、昨年の8・6ヒロシマ大行動に参加した5人の仲間が「暴力行為等処罰法違反」で不当逮捕された。警察は「市職員への暴行」をでっち上げたが、事実は全く違う。5人は改憲・核武装を主張する極右(日本会議)による集会妨害と最前線で対峙して、集会を守り抜いただけだ。当日ケガをした市職員はおらず、被害届も出されていない。第二次大戦中に治安維持法と一体で制定された暴処法を使った露骨な反戦運動弾圧だ。
 広島市当局はこの弾圧を口実に、8月6日早朝からの平和公園立ち入り規制・集会禁止をうちだした。全学連は前日夜からの座り込みでこれを完全粉砕した。広島大学学生自治会の太田蒼真委員長は、前夜の集会で「反戦反核の魂の地・原爆ドーム前を、逮捕を辞さない座り込みで守り抜こう!」と力強く訴えた。

 朝4時過ぎ、広島市当局は強制排除のために警察・機動隊を引き連れて原爆ドーム前に姿を現し、座り込む人々に対して「5時の規制開始までに退去せよ」通告してきた。だが、青年労働者と学生の固いスクラムを前にして完全に無力化した。7時、ヒロシマ大行動事務局長の宮原亮さん(被爆3世)が集会開始を高らかに宣言した。被爆者・被爆2世や広島市職員組合の仲間、そして全国から集まった仲間が次々とマイクを握り、反戦反核の揺るがぬ決意を語った。
 原爆投下時刻の8時15 分に参加者全員で黙とうし、イスラエルや岸田が出席する平和式典を弾劾するデモに出発。昼の大集会にはさらに多くの人が合流した。反戦運動弾圧をうちやぶった歴史的勝利を確認し、この日の行動は大成功した。
詳報は「8・6ヒロシマ大行動」オフィシャルブログにて

すべての学生は反戦デモに決起しよう

 8月9日の長崎市の平和式典は、イスラエルが招待されないことを理由に日本以外のG7(主要7ヵ国)すべてが不参加を表明した。ガザ虐殺を支援する米欧日の支配階級が被爆地の反戦反核の思いとは全く相いれない存在であることを自ら暴露したのだ。
 昨年5月のサミットでこのG7を広島に招いた岸田政権は、「G7広島ビジョン」でロシア・中国やイランの核を一方的に非難し、G7の核を正当化した。そして今年4月の日米首脳会談と7月の日米外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)では、ついに日米安保を「核戦争同盟」へと転換させる拡大抑止(=核の傘)のきわめて具体的・実践的な協議に踏み込んでいる。
 さらに8月6日を前後して、対中国を想定した日米共同軍事演習「レゾリュート・ドラゴン24」が沖縄を中心に5県21 ヵ所で実施された。自衛隊と米軍が過去最大規模で参加し、台湾海峡・琉球弧の有人島を移動しながら中国にミサイル攻撃を行う「遠征前進基地作戦(EABO)」の具体化を図る演習が行われた。まさに「再びの沖縄戦」のシミュレーションだ。
 政治・経済のあらゆる面で没落を深める米日帝は、中国を「唯一の戦略的競争相手」(米国家安全保障戦略)と名指しして対中戦争をエスカレーションさせている。沖縄全島の戦場化、核兵器の使用をも前提とした中国侵略戦争を絶対に阻止しよう。
 労働者・学生には戦争を止める力がある。そのことを示したのが8・6闘争だ。すべての学生のみなさん!全学連とともに、世界戦争・核戦争を阻止するための反戦デモに立とう。9月12 ~ 13 日・全学連大会に集まり、ともに帝国主義を打倒する闘いに立ち上がろう。

【闘争スケジュール】

〈全日本学生自治会総連合 第85回定期全国大会〉
日  時:9月12日(木)午前10時、9月13日(金)
場  所:浜町区民館(東京都中央区日本橋浜町3-37-1)
主  催:全日本学生自治会総連合
備  考:お問合せ・参加希望は X(旧Twitter):@Zengakuren、Eメール:mail_cn001@zengakuren.jpまで

〈10・7パレスチナ蜂起1周年連帯闘争〉
日  時:10月7日(月)午後6時集会、午後7時デモ行進
場  所:新宿駅東口 駅前広場(東京都新宿区新宿3-38)
主  催:改憲・戦争阻止!大行進

闘争スケジュール一覧

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加 入 者 名:全日本学生自治会総連合

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