4/16 沖縄講演会に集まろう! (東北大学)

東北大学学生自治会ブログより

沖縄と本土の学生・労働者の団結で戦争のための基地をなくそう!

移設ではなく、すべての基地を撤去せよ!

4/16 新歓特別企画 第一弾 沖縄講演会に集まろう

現在、沖縄・普天間基地の「移設」問題が焦点になっています。民主党・鳩山政権の「移設案」なるものは、「沖縄の負担半減」ではなく、戦争のための新たな巨大基地建設です。いわゆるキャンプ・シュワブ陸上案とホワイトビーチ沖新基地建設案などは、北朝鮮を攻撃し、朝鮮半島を占領するという、一から十まで戦争を前提化したものです。さらに民主党政権は、普天間基地も残して戦争に使う、米軍の沖縄への核の持ち込みも容認するという姿勢です。絶対に許せません!
みなさん! 今、求められているのは、基地の「移設」などでは断じてありません。すべての基地の撤去です! 沖縄の労働者・学生は、4月25日に10万人規模の県民大会を準備し、普天間基地即時閉鎖、新基地建設阻止に向けて巨大な闘いを開始しようとしています。そして、4月28日には、1952年サンフランシスコ平和条約で沖縄がアメリカに売り渡された日から58年になるこの屈辱の日を、沖縄―本土の怒りで基地を撤去する日にしようと、東京で大集会が開かれます。基地を撤去し、戦争をとめる力は沖縄と本土の学生・労働者の団結にこそあります!
すべての学生のみなさん。4月16日の沖縄報告会に集まろう。辺野古新基地建設を文字通り実力で阻止する闘いの最先頭に立ってきた青年労働者、富田晋さんと討論し、団結をつくろう! 東北大における沖縄米軍基地撤去の闘いは、ここから始まります。多くの参加を訴えます。

問題は日米安保と戦争

オバマも鳩山も沖縄から基地をなくすことはしません。沖縄基地問題は日米安保の問題だからです。
日米安保条約は1951年のサンフランシスコ平和条約締結と同時に締結されました。日本のアメリカからの「独立」とともに、沖縄から本土を分断し、米軍の占領下において基地を集中的に押しつけました。
1950年朝鮮戦争、60?70年代のベトナム侵略戦争、そして91年「湾岸戦争」、現在のアフガニスタン・イラク侵略戦争にいたる日米安保の歴史は、侵略戦争の歴史です。沖縄は常に侵略の出撃基地とされてきました。日本の支配者も、この日米安保のもとで世界中で侵略戦争を行ってきたのです。憲法9条と日米安保はコインの表裏の関係であり、沖縄に一切の戦争の矛盾を押し付ける限りにおいて、見せかけの「平和」を演出していたに過ぎないのです。
そして現在、世界大恐慌の下で、北朝鮮への侵略戦争のための基地機能強化、日米安保同盟の再編が起きているのです。2月17日、米太平洋海兵隊のキース・スタルダー司令官が「沖縄の海兵隊の対象は北朝鮮だ。もはや南北の衝突より金正日体制の崩壊の可能性が高い。その時、北朝鮮の核兵器を除去するのが最重要任務だ」と述べています。実際に、3月8日から韓国で行われたチームスピリット(米韓合同軍事演習)には「北朝鮮の核兵器の除去」を任務とする米特殊部隊の輸送が含まれていました。北朝鮮の体制崩壊を前にして、米日帝国主義の朝鮮侵略戦争が切迫しています。まさに、日米安保も基地も、戦争のためのものであることがますますハッキリしてきています。
しかも、オバマが4月6日の「核戦力体制見直し(NPR)」でもって、「核拡散防止条約(NPT)を順守しないイランや北朝鮮には核攻撃をする」と露骨に宣言しているように、核戦争の危機をはらんでいます。
日米安保同盟は、労働者・学生にとって粉砕の対象でしかありません。沖縄と本土の労働者・学生は、米軍基地撤去の闘いを通して、安保粉砕・侵略戦争阻止・核戦争阻止を闘う時です!

改憲と核武装の衝動強める民主党

今、世界大恐慌が日米の支配者たちを直撃し、日米対立が激化し、安保同盟は根底から揺らいでいます。「対等な日米同盟」は一方では、アメリカや沖縄との矛盾を激化させ、民主党政権は崩壊の危機に叩き込まれています。
民主党政権は他方で、5月18日から改憲国民投票法の施行を狙い、憲法9条改悪に向かっています。鳩山の言う「5月末決着」は改憲攻撃と一体です。また、この間の「密約」を認めた問題においてハッキリしたことは、民主党は自民党のように「密約」で核を隠すのではなく、公然と核論議をやろうというきわめて攻撃的なものだということです。民主党は、自民党以上に核武装を積極的に主張しています。自らの政治危機を、独自の利害を貫く軍事国家としての飛躍、日米同盟の再編でもって突破しようとしています。
大失業と戦争を押し進める民主党政権を倒そう! 5月で鳩山をぶっ飛ばそう! 日米安保もろとも日米の世界支配をぶっ飛ばそう。沖縄米軍基地撤去・日米安保粉砕は、社会を根底から変革する闘いです!

基地と戦争をなくすのは労働者・学生だ!

「死すべきは基地だ。労働者は死んではならない」――これは70年安保・沖縄闘争のただ中で、米軍基地から解雇された労働者が発した叫びです。「戦争に反対すれば職場がなくなる」という最大の矛盾を背負わされている基地労働者が、「解雇撤回!」とストライキに立ち上がった瞬間、文字通り「基地が死んだ」。基地機能がストップし、世界最強の米軍が震え上がった。それは、社会の主人公は労働者であり、労働者が闘えば社会(基地)そのものがマヒしてしまうという、労働者の力の可能性を示したのです。この闘いに本土の労働者と学生も応え、日米安保による分断支配を打ち破って「沖縄奪還、安保粉砕・日本帝国主義打倒!」の歴史的な闘いが切り開かれました。学生と労働者は、団結して戦争を止め、歴史を動かす力を持っているのです。
今こそ、学生運動と労働運動の爆発でもって、70年安保・沖縄闘争を越える闘いをやろう! 労働者に対する首切りや賃下げ、学生に対する教育破壊を進める連中と、戦争をねらっている連中は同じです。敵は一つだ! この資本主義そのものだ! 学生と労働者の力強い団結を歴史の前面に登場させよう!
だからこそ、4月25日―28日の沖縄と東京の闘いが決定的です。東北大生は、4月16日の沖縄報告会から28日の沖縄デー集会、そして5月沖縄現地闘争を闘おう!

1994年に米韓連合軍が公表した作戦計画「5027」(↑)では、兵力50万人、航空機1600機、空母を含む艦艇200隻を動員し、北朝鮮を占領することを目的としている。また、アメリカは「北朝鮮の核施設を破壊する」ということを口実にして、小型核兵器・地中貫通型核兵器の使用を検討している

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