6月14日、警視庁は反戦デモに参加した全学連の女子学生Bさんを「公務執行妨害」として不当逮捕しました。6・5天皇訪沖弾劾闘争に決起した全学連Aさんに続く政治弾圧です(Aさんは16日になんと起訴!)。
マスコミはBさんが「警察を暴行した」などと報道していますが、事実は全く逆です!警察はアメリカ大使館にデモ隊が近づくたびに参加者を左右から圧迫し、殴る・蹴るの暴行を加え、衣服や眼鏡も破壊しました。Bさんはこの国家権力の横暴から仲間を守ろうとして逮捕されたのです。東京地裁は17日、Bさんの勾留を決定しこの弾圧に加担しました。絶対に許せません! 今すぐ仲間を返せ!
全学連は、Bさんの即時奪還に向けて警察署・裁判所への抗議行動、Bさんへの激励行動を行います。反戦デモへの弾圧を粉砕し、Bさんを取り戻すためともに立ち上がりましょう!日々の行動は全学連公式X(旧Twitter)にてご確認ください。
勾留決定弾劾!直ちに仲間を奪還しよう!
警察署・裁判所に抗議の声を集中させよう!
■東京湾岸警察署
☎:03-3570-0110
■東京地方裁判所
☎:03-3581-5411
アメリカの内乱的闘いに連帯しデモ
この6月14日はアメリカでトランプが軍事パレードを強行した日です。そこで軍事力を誇示し、これに抗議する人に対しては「非常に強力な力で対応する」と威圧しました。インド太平洋地域を「最優先のシアター(戦域)」(ヘグセス米国防長官)として、中国侵略戦争を構え戦時体制へ転換するための軍事パレードです。アメリカ労働者階級は強権的なトランプ政権に一歩も退かず闘い、カリフォルニアでは移民排斥への怒りを爆発させ、歴史的な州兵や海兵隊の動員とも全面的に対決しました。トランプ打倒を訴える抗議行動には、全米2,000か所以上、500万人以上が参加しました。
このアメリカ全土での内乱的な闘いと連帯し、改憲・戦争阻止!大行進と全学連は、アメリカ大使館、そして首相官邸を直撃するデモを打ち抜きました。石破政権は、アジアの国々を巻き込み中国への侵略戦争を構える「ワンシアター構想(のちにオーシャン構想へ改称)」を提唱し、トランプ政権と一体で戦争放火者へと転換しています。これに対し、トランプ・石破打倒を真正面から掲げた力ある反戦デモにとことん恐怖を覚え、警察権力はデモ隊への暴行、そしてBさんへの不当逮捕に手を染めたのです。
闘う女子学生への政治弾圧許すな
不当逮捕されたBさんは、雨で濡れた地面に引き倒され、逆さ吊りにされて連行されました。権力による闘う女子学生への狙い撃ちの襲撃です。絶対に許せません!
この間、全学連には闘う女子学生が結集し、スクラムデモを組んで戦闘的に闘っています。この日の反戦デモにも多くの青年・女性・学生が参加し、弾圧を恐れず闘いました。闘う女子学生の存在が権力を恐怖させているからこその弾圧です。獄中でも非転向で闘う女子学生を今すぐ取り戻しましょう!
デモ隊への機動隊のむき出しの暴力の発動や、不当な逮捕による弾圧は、政治危機の裏返しに他なりません。危機にあえぐトランプ・石破を打倒する反戦闘争へ立ち上がりましょう! その力でAさん、Bさんを取り戻しましょう!
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当座 0766112
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軍隊と立ち向かうアメリカ抗議闘争と連帯を
戦後世界の中心だったアメリカが歴史的な没落をむかえ、この危機を乗り切ろうと、アメリカ・トランプ政権は中国への戦争と排外主義を煽り続けています。この間の移民排斥と軍事パレードの強行はその象徴的政策です。
6月6日に移民関税捜査局(ICE)は一斉摘発として、ロサンゼルスのホームセンターや縫製工場などに押し入って労働者を暴行し、100人以上を逮捕しました。共に働く仲間・友人が暴力的に連行されていくことをどうして許せるでしょうか?これに怒り、行動に立ち上がることは当然です。重武装のICEや警察にもひるまず、抗議デモは拡大していきました。
トランプは州兵や海兵隊を派遣して抗議デモの鎮圧を狙い、「あいつらは動物」「国外からの敵」「侵略者だ」「平和と秩序、そして国家主権に対する全面的な攻撃だ」と憎悪をむき出しにして、自国民に軍隊を差し向けることを正当化しました。14日の軍事パレードの強行は、中国に対する軍事的威圧を狙ったものであると同時に、パレスチナ連帯や移民排斥反対で立ち上がる人々を力で押しつぶす、軍事独裁体制への移行を狙ったものです。
しかし、こうしたアメリカ支配階級の狙いに全く反して、州兵や海兵隊の動員とも真っ向から立ち向かったロサンゼルスの抗議行動14日全米に波及し、500万人を超える反トランプデモの爆発として発展しました。国家暴力を跳ね返す内乱的な闘いが、トランプ政権を打倒する現実性をもった闘いとして発展しています。
日本からアメリカ抗議闘争に連帯し、反戦闘争の規模も質も増大させ、トランプ・石破を打倒しよう!
核戦争を構える石破政権を打倒しよう
アメリカ・トランプ政権ともに中国への侵略戦争へ突き進んでいるのがこの日本の石破政権です。石破政権は、中国との戦争の最前線に沖縄・琉球弧の島々を位置づけ、中国を直接攻撃するための長射程ミサイルの配備を狙うとともに、核戦争をも構え始めています。
2日、政府や自衛隊の元高官らが、米有識者との議論を踏まえた提言を発表しました。「非核三原則」の「持ち込ませず」を「(敵から)撃ち込ませず」に転換し、アメリカの核兵器を日本で運用する「核共有」を検討すべき、というのです。この提言は、石破の一貫した核武装の主張を代弁し、現実化させようとするものです。
沖縄の「沖縄戦繰り返すな!」の怒り、ヒロシマ・ナガサキの「核戦争を二度と許さない!」の怒りを踏みにじり、沖縄を戦場にし、核武装・核戦争を構える石破を絶対に許すことはできません!
戦争翼賛国会を丸ごと吹き飛ばそう
全学連と改憲・戦争阻止!大行進は、沖縄・ヒロシマ・ナガサキの怒りを体現してきました。昨年8月6日の広島で反戦反核集会禁圧を打ち破り、今年5月には沖縄現地で闘う人々とともに、辺野古基地建設の資材搬入を止める闘いを実現しました。
そして今年6月、戦後80年「慰霊の旅」と称した天皇の沖縄・広島訪問に対しても、アジア侵略2,000万人の虐殺であり、沖縄戦、ヒロシマ・ナガサキの原爆投下にいきついた責任を居直る天皇を弾劾する闘いに立ち上がってきました。政治支配の危機を乗り切り、中国侵略戦争に向かうため、天皇が再び前面に押し出され始めています。石破打倒とともに、天皇制粉砕の闘いが今こそ必要です。
東京都議選が始まり、7月の参院選に向かっていますが、改憲・戦争反対や天皇制粉砕を掲げる政党は皆無です。立憲民主党代表の野田は「国益優先」と石破を支え、不信任案提出も見送りました。「違法外国人ゼロ」などと、トランプと同じ排外主義を振りまく石破・自民党を打倒しようとする政党は国会にありません。
全学連、改憲戦争阻止!大行進とともに、石破であり、この戦争翼賛国会を丸ごと吹き飛ばす反戦闘争を打ち抜こう!
中国侵略戦争阻止・石破打倒!
反戦闘争への総決起を!
【行動方針】
■6・23沖縄「慰霊」式典石破訪問弾劾闘争
6月22日(日)17:00~ 沖縄県庁前 県民広場➡国際通りデモ行進
6月23日(土)10:00~ 平和記念公園正門前
主催:改憲・戦争阻止!大行進 沖縄
■7・12反戦反核東京集会・デモ
7月12日(土)18:00~ 集会開始 @渋谷勤労福祉会館
19:30~ 渋谷デモ行進
主催:改憲・戦争阻止!大行進 東京
共催:NAZEN 東京
■7・19反戦女性集会
7月19日(土)13:00~ 集会開始 @新宿駅東口 駅前広場
14:30~ 新宿デモ行進
主催:3・8国際婦人デー集会実行委員会