8日の入学式に登場!! (富山大学)

富山大学五福自治会ブログより

アップが遅くなりましたが、入学式に登場したときの様子です。
全学連のビラは300枚まけました。処分撤回署名も集まりました。

ちなみに、西頭学長は式辞で「大学の歴史」だと言ってとんでもない歴史の改ざんを披露しています。

西頭学長式辞

「日本の大学の歴史には三つの転換点があった」「第一は、1877年、明治10年の日本初の総合大学・東京大学の創設」「第二の転換点は、東大設置から約70年後の太平洋戦争敗戦時」「第三の転換点は今から6年前の2004年、平成16年4月の国立大学の法人化」

「わが国の大学はこのような三つの転換点を経て発展してきた」「閉じた組織体から、大学は社会と経済的・人的・組織的に密接に連関し合いながら活動する複合的な組織体に変化した」「大学の法人化もこのプロセスの一環」

戦前の大学への反省的視点もなければ、戦後の大学がなぜ「大学自治」を掲げて出発したのか、という内容もありません。

戦後の大学は戦前の大学が政府・財界の侵略戦争に協力し、学徒動員で学生を戦場に送り出したことへの反省から出発しました。

戦後の大学をつくったのは学生の闘いでした。学生は一方では戦犯教員の追放や先進的教員の復帰を求めて、他方では大学や寮を実力で取り戻す教育復興を求めて立ち上がりました。

GHQは大学の地方移譲案を示し、旧7帝大を除く国立大学を地方に移譲し、銀行や大企業に大学運営を明け渡そうとしていました。これに対し、学生は1848年、「大学地方移譲反対、学費値上げ反対」を掲げて全国116校30万人のゼネラルストライキに立ち上がりました。

全学連はこの闘いの中から誕生したのです。

長くなるので詳しくは別の機会に回しますが、西頭のご都合主義ではなく、真に歴史に向き合うため、ぜひ全学連ホームページ「日本の全学連運動の歴史」を読んでみてください。

結局、西頭は何が言いたいのか? 結論はマスコミでも書かないようなおぞましい「国立大学の法人化」の賛美です。

「皆さんは『産学官連携』という言葉を聴いたことがあるでしょう。これは産業界と大学、そして政府機関が密接に連携し合って社会を発展させようという意味です。近頃は、銀行など金融機関を含めて、『産学官金連携』と呼ぶようになりました。私はこの変化を、『キャンパスの社会化』と呼んできました」

大学を私物化し、資本の食い物にし、破壊してきた法人化。
学内選挙で負けても財界のカネの力で学長になれるすばらしい「大学の発展」。
自分に逆らう者は退学処分にし、選挙のやり直しを迫れるすばらしい「大学の発展」。

なにが「キャンパスの社会化」だ!
なにが「産学官金連携」だ!
富大生1万人の力で処分撤回、西頭追放をかちとろう!

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