「普天間基地即時閉鎖・辺野古新基地阻止
4.28沖縄デー集会」呼びかけ
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1952年4月28日、サンフランシスコ対日講和条約が発効し、沖縄は日本から分離され、アメリカの施政下におかれました。以来、「4.28」は沖縄デーとして沖縄−本土の労働者人民の反戦・反基地・反安保闘争の原点となり、ストライキやデモが大規模に闘われてきました。今年の4月28日は、東京・日比谷で「普天間基地即時閉鎖・辺野古新基地阻止」の集会・デモを行います。
去る2月24日、沖縄県議会は「普天間基地の早期閉鎖と県内移設に反対する意見書」を全会一致で可決しました。追い詰められた民主党政権は「辺野古陸上案」をうち出し、5月末決着の強行をもくろんでいます。沖縄ではこれと徹底対決し、4月25日に10万人規模の県民大会が準備されています。沖縄−本土で労働者人民の一大決起をつくりだし、「基地の島」沖縄の現実を根底からひっくり返そう。
そしてその力で、基地と戦争の元凶=日米安保をうち砕こう! 米国防総省は、泥沼化するイラク・アフガニスタン侵略戦争を拡大し、さらには対アジア戦略の要として「在日米軍の長期的駐留」をうち出しています。これに対し、民主党政権は「緊密で対等な日米同盟関係」を掲げ、日米安保をとことん使いながら、アメリカに対抗して独自の経済圏と独自の軍事力を持つことに死活をかけています。
保護主義が強まり、日米対立は激化し、安保同盟はいま根底から揺らいでいます。労働者人民の怒りと国際的団結で日米安保をぶっ飛ばし、民主党政権をうち倒そう!
また、民主党政権は、圧倒的多数の拒否の声を踏みにじって裁判員制度を強行する一方、5月18日から改憲国民投票法の施行を狙っています。さらには、「核密約問題」を居直り、核武装と憲法9条改悪に向かおうとしています。自民党改憲推進本部も「天皇元首の明記」「徴兵制の検討」を公表しました。
世界大恐慌の深まりの中で、大失業と戦争が労働者人民に強制され、私たちの怒りは爆発寸前です。「労働者は死んではならない。死すべきは基地だ!」−70年安保・沖縄闘争のただ中で沖縄基地労働者が発した叫びです。この時本土では、国鉄労働者を先頭とした反戦青年委員会と学生が「沖縄奪還、安保粉砕・日帝打倒」の内乱的闘いでもってこれと結合し、東京の街はデモで埋めつくされました。
「4.28」で日本の労働運動を復権し、70年をこえる闘いをやろう! 国鉄1047名解雇撤回闘争に対する「政治解決」は労働運動の解体を狙うものであり、絶対に許せません。200人にのぼる自殺者を出し、20万人のクビを切って国鉄分割・民営化を強行したJR資本と政府に「一切の責任なし」と頭を垂れることは、日本労働運動の死に他なりません! 23年間「解雇撤回」を闘ってきた労働者はこのような屈辱を絶対に認めないし、民営化の矛盾の一切を押しつけられてきた青年労働者の怒りは職場に満ちています。闘いの妨害者になり果てた労働組合の幹部や政治家をぶっ飛ばし、沖縄−本土で、闘う労働運動をよみがえらせよう!
さらに、70年安保・沖縄闘争の先頭に立ち、獄中で35年間たたかい続けている星野文昭さんを、労働者人民の力で必ずとり戻そう!
4・28集会への参加を心から訴えます。
■4.28集会実行委員会[構成団体:戦後50年を問う8.15労働者・市民のつどい全国統一実行委員会、とめよう戦争への道!百万人署名運動、 星野さんをとり戻そう! 全国再審連絡会議、沖縄民権の会、婦人民主クラブ全国協議会、8・6広島―8・9長崎反戦反核闘争全国統一実行委員会、 国鉄千葉動力車労働組合、沖縄―本土をむすぶ労働組合連絡会、全国労働組合交流センター、法政大学文化連盟、全日本学生自治会総連合(織田陽介 委員長)]