3/17緊急行動への福島労働者からのメッセージ

本日の緊急行動に集まられた皆さん! 地震災害のみならず福島原発の大事故にさらされている福島の地から連帯のアピールを送ります。

今月11日に発生した東日本巨大地震は他の東北各県同様、わが福島県にも大変な被害をもたらしました。15日現在で県内の死者は494人、行方不明1226人にのぼり、私の友人でも今もって安否のわからない人が数人います。そのうえに今回福島原発での大事故の連続的発生です。本日今も事故が続いています。菅政権や東電は今回の事故がかつてない深刻な事態になっているにもかかわらず、今もって事実を隠蔽し、「放射能の値は心配するほどではない」「避難は20キロ圏内でいい」などと御用学者を使って宣伝しています。こんな状況で「冷静になれ」だとふざけるな!

すでに福島第一原発1号機、3号機は水素爆発で建屋は吹っ飛び、海水注入のいわば最後の非常手段に入ったが、これも16日段階でうまくいっていない。2号機はついに核燃料棒が炉心溶融しはじめ爆発して、「絶対安全」といわれた原子炉格納容器が破壊されています。また16日になっていったん鎮火したはずの運転中止中の4号機で火災が連続的に発生しました。第二原発の方も安全とは言えません。

まさに事態はきわめて深刻、まったく制御不可能、炉心溶融・メルトダウンそしてチェルノブイリ事故のような原子炉の大爆発、大量の放射能(死の灰)の拡散という最悪寸前の状況に立たされています。

すでに3号機近くで400ミリシーベルトの高濃度の放射能が検出され、避難民多数もすでに被曝させられたことが検査結果で出ています。避難といっても、すでにガソリン欠乏は県内全体で起きており、移動もできない深刻な状況です。なによりも原発の中では、多くの労働者たちが命にかかわる被曝にさらされながら作業を東電資本によって強制されています。菅政権や日帝ブルジョアジーたちはみずからの利益と延命のためには労働者人民の命など平然と踏みにじることが、この原発大事故ではっきりと示されています。

そもそも福島原発は地震の危険はもとよりその危険性はかなり以前から指摘されていたのです。数えきれないぐらいのトラブル、データー改ざん、ほとんどが30年を超える老朽した原発です。そして昨年のプルサーマル運転の強行、「危険」の声を踏みにじり、「安全」とごまかして強行してきた結果が今回の事態です。もはやこれ以上、菅政権・日帝ブルジョアジーたちを許しておくことはできません。このまま許せば、やがては彼らの引き起こす戦争によってより巨万の人民が殺されてしまいます。ムバラクを打倒し、革命に勝利したエジプト労働者人民のように今こそ私たちも立ち上がりましょう!

皆さん! 今回の巨大地震と原発大事故という未曽有の人災によって殺され、たとえ生き残っても飢えと寒さとそして放射能被曝にさらされている子供たちをはじめとした多くの労働者人民の苦しみの声が聞こえますか? 立ち上がりましょう! 悲しみをのりこえ、団結を固め、この怒りをさらに階級の巨大な力に変えて、必ずや菅政権をはじめ日帝ブルジョアジーを打倒して、人が人として生きられる世の中を共に闘いとりましょう

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