法大「暴処法」弾圧での5学生の起訴を弾劾する

法大「暴処法」弾圧での5学生の起訴を弾劾する。

法大文化連盟と全学連に対する「暴処法」弾圧で5日、東京地検は恩田亮(文化連盟副委員長)、織田陽介(全学連委員長)ら5人の学生を不当にも起訴した。さらに、別件の4・24法大解放集会での「建造物侵入・威力業務妨害」で冨山小太郎書記長(京都大)を起訴、斎藤郁真文化連盟委員長ら3人(暴処法での起訴者2人を含む)を4・24法大解放集会の「建造物侵入・威力業務妨害」で再逮捕した。倉岡雅美全学連副委員長は不起訴であるが、4・24法大解放集会の弾圧で起訴されたため、なおも不当勾留が続いている。
この暴処法での起訴を始めとする弾圧を絶対にゆるさない! 全学連より戦闘宣言を発する。


今回の弾圧は、4・24法大解放集会1500名結集、ついに法大生の決起が開始されたことに対しての、法大当局・国家権力の恐怖の悲鳴である。教育の民営化絶対反対! 学生から教育・未来を奪うな! この学生の闘いが全国・全世界の労働者・学生を獲得し、自己解放の革命の闘いに発展する。この革命の現実性に怯え、全学連・文化連盟を壊滅するための攻撃が今回の暴処法弾圧だ。暴処法は、戦前に日本が戦争を行うために作った治安弾圧法。それを今、学生運動に対してかけてきたのだ。
しかし、そんなもので労働者・学生の闘いを止めることは不可能だ! この間、「法政大学での学生弾圧(法大暴処法弾圧)に抗議し、即時釈放を求める緊急全国声明」への全国賛同運動は、一週間足らずで1225人・団体の賛同が集まり、この法大暴処法弾圧への全社会的な怒りと反撃が叩きつけられている。緊急弁護士声明「暴処法による法大学生運動弾圧を弾劾し、即時釈放を求める」が弁護士170名の連名で東京地検に対し提出された。先日の外国人特派員協会での会見など、外国メディアからの取材依頼が多く寄せられている。アメリカでも教育労働者を先頭に労働者・学生から弾圧への抗議の署名運動が開始された。また、韓国からも弁護士による弾圧への反対声明が出された。法大弾圧に対する闘いは全世界に広がっている。法大当局・国家権力の攻撃は既に墓穴に転じた。この起訴前にしては類例を見ない大運動は、この3年間の法大闘争が、全国の人々を獲得する闘いとして、その正義性が明らかになっている証左である。
そして、法大当局・国家権力を決定的に追いつめているのが、獄中の12人の学友が、完全黙秘・非転向を貫いた闘いだ。獄中では、卑劣な転向強要と言うべき、拷問的な取り調べが行われていた。しかしながら、完黙の闘いによって、それは完膚無きまでにはね返された。
これらの力によって、当初、12名全員を起訴しようとしていた警視庁・東京地検の思惑は破産を強制され、4人の文化連盟の仲間が奪還されたことは大きな勝利である。奪還された4人は感動的に合流し、法大の門前に登場し、あるいは6・14?15全国集会への結集でもって、法大当局・警察権力に対して勝利する決意を発するなど、徹底的に法大当局・警察権力の不当性に対して闘う意志に溢れている。このことは、今回の弾圧に対して緒戦ですてに勝利していることを示して余りある。
これら勝利の地平に立ち、法大「暴処法」弾圧を徹底的に粉砕し、なおも不当に勾留されている8名の学生を絶対に獄外に取り戻そう!
最も訴えたいことは、6・14?15の全国集会への結集だ。法大闘争は、4・24法大解放集会1500名の結集をへて、ついに全国の労働者・学生を獲得する闘いへと発展している。大恐慌は、アメリカビッグ3と言われた自動車会社GMが破綻するという空前の局面に達している。この中で、資本家どもは、全ての矛盾を労働者階級に押しつけるために、新自由主義=民営化の全社会化を押し進めようとしている。
その新自由主義攻撃を粉砕しているのが国鉄1047名解雇撤回の闘いであり、そして、法大闘争だ。この二つの闘いを軸にいま、労働者・学生の大反撃が始まった。全国の職場で、国鉄決戦と法大決戦が持ち込まれ、この二つの闘いを軸に、労働者階級としての巨大な団結が作られようとしている。
法大闘争の核心は、キャンパスの主人公は誰かを巡る闘いだということだ。06年3・14では、学生が出した立て看を法大当局が勝手に撤去し、それに抗議した学生が全員逮捕された。今、暴処法弾圧の口実とされたのは、法大当局が勝手に出した学生の入構禁止の立て看に対して、それを学生が撤去したということだ。学生がビラまきや立て看を出すことは一方的に禁止して逮捕し、法大当局はやりたい放題。これに対して、大学の主人公は学生だという闘いが、法大闘争である。
今、職場でも学園でも、その支配権を巡る闘いが核心だ。社会の全てを作り出しているのは労働者だ。未来を作り出しているのは青年・学生だ。6・14?15の連続集会は、全てを作り出している労働者階級が、資本により支配され、そして、抗議したら獄中に入れられるという転倒しきった資本主義社会に対して、闘う団結を組織し、我々が職場で、学園で支配権を取り返す闘いだ。
4.24法大解放集会の地平を引き継ぎ、巨万の決起で大成功させよう。ここに、獄中同志を奪還し、革命を実現する力がある。全力で組織し、組織し、組織し抜こう!

「法政大学弾圧(法大暴処法弾圧)に抗議し、即時釈放を
求める緊急全国声明」賛同運動を全国で展開しよう!

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