沖縄学生の沖縄闘争の感想

先日の沖縄闘争に沖縄の学生として参加させて頂きました。とても楽しく、かけがえのない人生の友達と出会えた気がします。国際通りのデモにおいても意外と普段は身近すぎて沖縄では言えない「基地反対」という言葉を、沖縄で一番賑わう街で大きな声で叫ぶことができたことが一番印象に残っています。それがつい一週間前のことで、沖縄では、今日も僕の頭の上を戦闘機が通ります。一週間前、基地反対デモが沖縄の各地で起きたばかりというのに、無神経に戦闘機はゆうゆうと低く飛び、県民に腹を見せ、戦闘機の爆音が大きくゆっくりと「いってきます」と言っているように聞こえます。今日も戦闘機は「いってきます」と人を国を破壊する練習をしにいきます。最近は特に戦闘機の出動が多いです 。戦闘機を見ない日はありません、まだ5月15日から一週間しかたっていないというのに。最近はますますあの沖縄闘争に思いをはせます。琉球列島という島に生まれ、いやおうなく差別や不平等に晒されてきて、社会問題に関心を持たないことの方が無理がありました。そんなわけでこの前の沖縄闘争は、僕の生まれてから抱いてきた疑問、憤り、心の痛み、沖縄の哀しみ、そして米軍基地に関わるすべての哀しみを体を使って表現し、少しでもデモが盛り上がるよう努めました。そうした沖縄闘争のあと、少しひと段落ついたような気になっていた僕の頭の上を戦闘機が通ります。それを見るたび「来年も参加しなければ」という思いが募っていきます。(沖縄 学生 TA)

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