核武装のための「もんじゅ」再開阻止!(富山大学)

富山大学五福自治会ブログより

核武装のための「もんじゅ」再開阻止!
労働者と学生の団結で改憲と戦争の鳩山政権を打倒しよう!

 すべての労働者・学生のみなさん、いよいよ民主党・鳩山政権を打倒し、世界の仲間とともに断末魔の支配体制にとどめをさす時が来ました。ギリシャの国家財政破綻と賃金凍結に対する300万人の怒りのゼネストは、大恐慌で死すべきは労働者なのか、それとも資本主義・帝国主義なのかという革命のテーマを全世界の労働者・学生に鋭く問うています。
 体制破綻と労働者の怒りに怯える日本の支配者も分裂と抗争の危機を深めています。しかしなお、改憲・戦争と大失業・大増税で労働者を犠牲にして延命しようとしています。こんなやつらが支配者の座についているのはただ一点、連合や社共などが労働者の怒りと闘いを押さえつけているからです。とりわけ今、彼らは、23年間闘われてきた国鉄1047名闘争を解雇撤回なき「和解」金で敗北させようとしています。1047名の闘いを貶め、若者の未来をも奪う「和解」は絶対に許せません。
 大恐慌は闘えば勝てる時代です。JR東日本の研修業務外注化攻撃に対して4波のストに立ち上がった動労千葉は、平成採の怒りと結びつき、組織を拡大する中で、外注化の4月実施を破綻に追い込みました。また、ビラをまいただけで逮捕や処分という学生支配と4年間闘ってきた法大闘争は、文化連盟委員長・齋藤君への退学処分に対し、新入生を先頭に4・23法大解放総決起集会の爆発へと立ち上がっています。米カリフォルニア州で大学から幼稚園まで100万人が「公教育破壊を許すな!」とゼネストに立ち上がった3月4日、全学連は訪米団を出してこの歴史的ストライキに合流しました。何より、基地撤去の沖縄の怒りが鳩山政権を追いつめています。
 国境をこえた労働者・学生の闘う団結にこそ戦争をとめ、新たな社会をつくる力があります。「和解」を粉砕し、国鉄闘争を先頭に闘う労働組合をよみがえらせよう! 4・23法大集会に結集し、闘う法大生・齋藤君、富大生・仲井君への退学処分撤回をかちとろう! 何より、本日の「もんじゅ」再開阻止を4?5月安保・沖縄闘争と一体で闘い、改憲と戦争の鳩山政権を打倒しよう!

◆基地は「移設」ではなく撤去しかない!

 現在、沖縄・普天間基地の「移設」問題が焦点になっています。民主党政権の「移設案」なるものは、「沖縄の負担半減」ではなく、戦争のための新たな巨大基地建設です。キャンプ・シュワブ陸上案やホワイトビーチ沖案は、北朝鮮を攻撃し、朝鮮半島を占領するという戦争を前提化したものです。さらに民主党政権は、普天間基地も残して戦争に使う、米軍の沖縄への核の持ち込みも容認するという姿勢です。絶対に許せません!
 今、求められているのは、基地の「移設」などでは断じてありません。すべての基地の撤去です! 沖縄の労働者・学生は、4月25日に10万人規模の県民大会を準備し、普天間基地即時閉鎖、新基地建設阻止に向けて巨大な闘いを開始しようとしています。そして、4月28日には沖縄―本土をつらぬく怒りで基地を撤去しようと、全国統一行動が闘われます。

◆戦争反対! 日米安保は粉砕の対象だ!

 オバマも鳩山も沖縄から基地をなくすことはしません。沖縄基地問題は日米安保と支配体制そのものの問題だからです。
 日米安保条約は1951年のサンフランシスコ平和条約締結と同時に締結されました。日本のアメリカからの「独立」とともに、沖縄から本土を分断し、米軍の占領下において基地を集中的に押しつけました。
 1950年朝鮮戦争、60?70年代のベトナム侵略戦争、そして91年「湾岸戦争」、現在のアフガニスタン・イラク侵略戦争にいたる日米安保の歴史は、侵略戦争の歴史です。沖縄は常に侵略の出撃基地とされてきました。日本の支配者も、この日米安保のもとで世界中で侵略戦争を行ってきたのです。憲法9条と日米安保はコインの表裏であり、沖縄に一切の戦争の矛盾を押しつけ、見せかけの「平和」を演出していたに過ぎないのです。
 そして現在、世界大恐慌の下で、北朝鮮への侵略戦争のための基地機能強化、日米安保同盟の再編が起きているのです。2月17日、米太平洋海兵隊のキース・スタルダー司令官が「沖縄の海兵隊の対象は北朝鮮だ。もはや南北の衝突より金正日体制の崩壊の可能性が高い。その時、北朝鮮の核兵器を除去するのが最重要任務だ」と述べています。実際に、3月8日から韓国で行われたチームスピリット(米韓合同軍事演習)には「北朝鮮の核兵器の除去」を任務とする米特殊部隊の輸送が含まれていました。北朝鮮の体制崩壊を前にして、米日帝国主義の朝鮮侵略戦争が切迫しています。まさに、日米安保も基地も、戦争のためのものであることがますますハッキリしてきています。
 しかも、オバマが4月6日の「核戦力体制見直し(NPR)」でもって、「核拡散防止条約(NPT)を順守しないイランや北朝鮮には核攻撃をする」と露骨に宣言しているように、核戦争の危機をはらんでいます。
 日米安保同盟は、労働者・学生にとって粉砕の対象でしかありません。米軍基地撤去の闘いを通して、安保粉砕・侵略戦争阻止・核戦争阻止を闘う時です!

◆改憲と核武装の民主党政権を打倒しよう!

 今、世界大恐慌が日米の支配者たちを直撃し、日米対立が激化し、安保同盟は根底から揺らいでいます。民主党政権の「対等な日米同盟」は、アメリカや沖縄との矛盾を激化させ、政権を崩壊の危機に叩き込んでいます。
 民主党政権は他方で、5月18日から改憲国民投票法の施行を狙い、憲法9条改悪に向かっています。鳩山の言う「5月末決着」は改憲攻撃と一体です。また、この間の「密約」問題においてハッキリしたことは、民主党は自民党のように「密約」で核を隠すのではなく、公然と核論議をやろうとしているということです。民主党は、自民党以上に核武装を主張しています。自らの政治危機を、独自の利害を貫く軍事国家としての飛躍、日米同盟の再編でもって突破しようとしています。
 大失業と戦争を押し進める民主党政権を倒そう! 5月で鳩山をぶっ飛ばそう! 日米安保もろとも日米の世界支配をぶっ飛ばそう。沖縄米軍基地撤去・日米安保粉砕は、社会を根底から変革する闘いです!

◆基地と戦争をなくすのは労働者・学生だ!

 「死すべきは基地だ。労働者は死んではならない」――これは70年安保・沖縄闘争のただ中で、米軍基地から解雇された労働者が発した叫びです。「戦争に反対すれば職場がなくなる」という最大の矛盾を背負わされている基地労働者が、「解雇撤回!」とストライキに立ち上がった瞬間、文字通り「基地が死んだ」。基地機能がストップし、世界最強の米軍が震え上がった。社会の主人公は労働者であり、労働者が闘えば社会(基地)そのものがマヒしてしまうという、労働者の力を示したのです。この闘いに本土の労働者と学生も応え、日米安保による分断支配を打ち破って「沖縄奪還、安保粉砕・日帝打倒!」の歴史的な闘いが切り開かれました。学生と労働者は、団結して戦争を止め、歴史を動かす力を持っているのです。
 今こそ、学生運動と労働運動の爆発でもって、70年安保・沖縄闘争を越える闘いをやろう! 労働者に対する首切りや賃下げ、学生に対する教育破壊を進める連中と、戦争をねらっている連中は同じです。敵は一つだ! 学生と労働者の力強い団結を歴史の前面に登場させよう! 本日の闘いから4・28沖縄デー集会、そして5月沖縄現地闘争をともに闘おう!

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