東北大学学生自治会執行部選挙報告

「戦争絶対反対」を貫き大勝利!

東北大学学生自治会執行部選挙報告

全学連書記次長/東北大学学生自治会委員長 石田真弓

12月2日から10日にかけて行われた東北大学学生自治会執行部選挙で、私たち「いしだ統一候補」は総投票数567票の内、331票の信任票を獲得して、新執行部として信任されました! みなさんの応援に感謝したいと思います! ありがとうございます!

私たちは今回の選挙を特に朝鮮侵略戦争情勢と真っ向から対決するものとして闘い抜きました。延坪島(ヨンピョンド)での砲撃戦、日米韓の画歴史的な規模の合同軍事演習が行われる中で、私たちが学生自治会に結集して掲げるべきは何よりも「戦争絶対反対」の旗です。そして「戦争絶対反対」の立場を貫いてこそ、教育の民営化を粉砕することができるということが、私たちが2010年の闘いで確信して来たことです。私たちはこのことをストレートに訴えて選挙に臨みました。

これに対して東北大学当局は、学生自治会の選挙そのものを破壊する策動を仕掛けてきました! なんと授業を担当する全ての教授に対して『授業妨害について』なる文書で通達を行い、弾圧体制を敷いたのです! 本当に許せません! その文書の中には「執行部選挙」や「クラス投票」という言葉が明記されており、「授業妨害が発生した場合は、教室備え付けのインターホンにより、教務課全学教育実務係にご連絡いただくか、授業終了後、同係にご連絡くださるようお願いします。」と具体的な指示まで行われているのです! まさに法政大で行われていることと同様のことが全国大学で行われています!

しかし、これも法政大と同様のことではあるのですが、この中で一年生を先頭に多くの学生が決起して、この選挙を共に闘い抜きました。敵の狙いは根本的な所で粉砕されています。そのことを示す一年生のメッセージを紹介します。「大学が激しくバッシングしている自治会は、実はとても真っ当なことをしています。学生の為になることもしています。なぜ戦争反対を訴える自治会が避けられるような目にあわなければならないのでしょうか? ぜひ一度自分で考えてみてください。そして、その思いを、投票することで示しましょう。」

こういう形で、教室やサークル内で討論の輪が生まれていきました。私たちがビラを渡そうとすると、おもむろに自分のかばんからビラを取り出して笑顔を返してくれる学生、ビラを中心に置いて7?8人で見ているサークル、「投票するために石田さんがどういう人か知りたい」と話しかけてくる学生など、感動的なエピソードがいくつもあって語り尽くすことはできませんが、選挙を通して学生の団結が決定的に強化されたことは間違いありません。

戦争翼賛の宣伝が吹き荒れ、学生は社会に疑問を持つな、行動するなと言われるこの時代に、学生が学生自治会の在り方について自らの頭で考え、たった10日間ほどの期間で567人の学生が投票という形で行動し、331人の学生が「戦争絶対反対」を掲げる私たちに信任の「○」を入れてくれたことは決定的なことです。2011年の闘いを勝利させる出発点は築かれました。この学生の思いを背負って、私たち新執行部は全東北大生、ひいては全国300万学生の先頭に立って闘っていきたいと思います。すべての学生は、戦争を阻止し、教育の民営化を粉砕するべく、学生自治会建設に向かって突き進みましょう!

<投票結果>

総投票数567(信任331、不信任151、白票61、無効票24)

<新執行部体制>

委員長  石田真弓

副委員長 山口輝晃

同   深谷慎介

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