大恐慌と対決する全国学生の団結を!
9・10?12全学連大会へ!
全学連委員長代行 坂野陽平(上智大)は訴える
全国学生の皆さん! 全学連は「戦争絶対反対」「教育の民営化絶対反対」を掲げ、9月に全学連大会を開催する。
法大闘争は3年半の死闘を経て、遂に世界へと羽ばたいた! 何よりも、世界7カ国の労働組合の代表が集まる国際会議の場で、法大闘争の支援が決定された! 全世界の労働者は自らの闘いとして法大闘争を位置づけ、ともに闘いの戦列に立ったのである。法大闘争の勝利と全学連運動の復権は、世界の労働者とともに11・1労働者集会1万人結集をかちとることと一体の世界史的課題に押し上がった!
ますます今次全学連大会の意義は計り知れないものになっている。なんとしても全学連大会を全国学生の大結集で成功させよう!
「100年に一度の危機」といわれていた大恐慌が、最近になっていきなり「景気は底を打った」と言われ始めた。しかし我々ははっきりさせなければならない。資本主義はもう完全に終わった。そして今回の大恐慌はもう後がない大恐慌なのである。
法大学生運動にかけられた暴処法は大恐慌の現実を余すところなく示している。支配階級は大恐慌の危機を、労働者・学生の団結破壊と、戦争によって突破しようとしているのである。
この中で自民党も民主党も「道州制」をマニフェストにぶち上げた。道州制攻撃は民営化による労働者・学生の団結破壊攻撃であり、改憲・戦争国家化の攻撃である。すなわち法大暴処法弾圧は道州制攻撃との最先端の闘いなのである。
しかし支配階級の本音は「道州制じゃないと生きられない」(大阪府知事橋下)である。だったら道州制を粉砕して、敵に最後通告をたたきつけてやろう!
全学連は敗戦直後の戦後革命期、「戦争反対」「教育を奪うな」をスローガンに掲げ、全国30万もの学生のゼネラルストライキの中で誕生した。
「営業権」を語って教育をズタズタに破壊し、戦前の治安法である暴処法の発動によって戦争へと突き進む現在の大学に対しては、全学連結成時以上に「戦争反対」「教育を奪うな」の声が叩きつけられることは不可避だ。
今こそ学生が天下国家を語るべき時だ。学生運動の歴史的な復権をしよう! 大恐慌と真っ向対決する、全国学生の団結をつくりだそう! 全国学生は全学連大会へ!
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「暴処法」弾圧粉砕! 大学・教育を取り戻せ!
全国学生の力で法大闘争に勝利しよう!
洞口朋子(法政大学経1、停学3ヶ月処分者)
学生には無限の可能性がある! それを示したのが法大闘争です。私は法大闘争に勝利したい! 全国学生の団結で勝利しよう! すべての学生は9月全学連大会へ!
法政大学では、この3年半で110人の学生が逮捕され、大学でビラもまけない、集会もできません。大学で団結を求め、この時代に学生はどう生きていくべきかを真剣に訴えるという学生の正義の行動が「教育環境の侵害」とされ、10人の学生が処分を受けています。そして今年5月の「暴処法」による法大文化連盟と全学連への大量逮捕-起訴。しかし、誰ひとり負けていない! それどころか、法政大学や国家権力の本質を暴き、仲間との団結をうち固め闘ってきました。その団結を、9月全学連大会で全国大学に拡大させよう!
昨年の全学連大会は法大文化連盟を先頭に全国学生の熱い討論を経て、「ひとりの仲間も見捨てない」というスローガンを打ち立てました。法政大学で、学生が処分されたとき、もしくは逮捕されたとき、すべての学生がこの問題に突き当たる。「学生は仲間を守れないのだろうか」と。たしかに、学生はひとりひとりに分断されたままでは、大学や社会の横暴と対決することはできない。だけど逆に、学生がとことん団結したならば絶対に負けない!
今の世の中を見てほしい。もはや資本主義は完全に終わっています。政府やマスコミが必死で流している「景気底打ち」キャンペーンは本当に許せません。この「景気底打ち」キャンペーンの裏で、一体どれだけの労働者・学生が殺されてきたのでしょうか。大企業・銀行を救うために、そして大学の経営を救うために、なぜ学生とその家族が犠牲を負わなければならないのか。この資本主義の矛盾と、真っ向から立ち向かい、闘ってきたのが法大闘争です。
学生が大学に支配されているのは4年間だけではありません。就職しても労働者として今度は支配される。いま求められているのは、根っこからの変革です。学生が大学で闘うということは、職場で労働者が闘うことであり、それらすべては必然的に、人間を「モノ」と見なし、私たちが生きていく行為すべてを金儲けの「道具」にする資本主義との闘いです。学生は大学の「奴隷」なんかではない! 「お客さん」でもない! すべての学生の団結で「大学」を取り戻そう! 今年の11月労働者集会は国際連帯闘争として爆発しようとしています。ここに学生千人の大部隊を登場させよう! そして、今も勾留されている8人の学生を、全国学生の団結で奪還しよう! そのためにすべての学生は全学連大会に集まってほしい! 心の底から訴えます。