再稼動阻止の9月へ 学生は生き方をかけて起ちあがろう!

 新たに首相になった野田首相は代表選の際、「原発を再稼働させずに電力不足になれば、経済がもたない」と原発をなんとしても再稼動させようとしています。さらに、福島切捨て政策を進めてきた原発事故担当相と復興担当相を再任させる方針を固めたといわれています。
 泊原発の再稼動、海江田経産相の年内に原発を再稼動するという発言。この9月の闘いは、再稼動を阻止し原発を廃止する上で本当に重要になっています。福島の方から命も生活も奪い、原発をなんとしても守ろうとする野田新政権に対し、私たち学生は今こそ生き方をかけて起ちあがろう! 俳優の山本太郎さんのメッセージは本当に感動的です。学生こそフクシマの怒りに応え、大学から反原発で立ち上がろう! 9月9日、10日の全学連大会から再稼動阻止の9.11新宿デモへ!

◆俳優 山本太郎さんの感動的なメッセージ!
 原発が危険なエネルギーとは知っていましたが、これまで行動を起こすことはありませんでした。それを今、とても後悔しています。4月10日、東京・高円寺の「原発やめろデモ」が生まれて初めて参加したデモでした。
 震災後、言いたいことが言えないストレスから眠れませんでした。怒りが抑えきれなくなり、ツイッターで「原発反対」とつぶやきました。
 テレビ番組のスポンサーである電力会社や電機メーカーに異を唱えることはリスクが高い。でも、しがらみがあるからと黙っている自分にも怒りを感じていました。仕事を守るために発言しないのは、原発推進のシステムを作っていることと同じ。自分はそっち側には行かない、自分らしくありたいと思いました。俳優という仕事や夢よりも、人として市民としてどうあるべきかを考えました。
 発言後はデモや集会にも積極的に参加し、避難勧告が出ていない放射能汚染区域の母子を疎開させる活動にも取り組んでいます。芸能人が声をあげられない現実があることを知って欲しかったから、原発発言でドラマを降板になったことも公表しました。
 このアクションを続けることで俳優の仕事に制限が出るかもしれませんが、表現者である以上、自分の感情は大事にしたい。行動に参加するなかで貴重な出会いもあり、仕事に影響があったとしても、いろいろな人生を体験することが自分の厚みにつながっていくと思います。
(2011年8月15日 農民新聞)

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