全学連国際部からのおしらせ

??? 日々のキャンパスでのたたかいは、全国のみならず全世界の仲間のたたかいとつながっています。その実感が私たちにもっともっと力をくれる、という確信から、全学連国際部もウェブ上での発信を開始してゆくことにしました。どうぞチェックしてみてください!

◇ブラジル、サンジョゼドスカンポスの土地占拠闘争に警察部隊が襲撃 

(ILW-FIのサイト等より)

??? サンパウロから100キロほど離れた工業都市・サンジョゼドスカンポスにある「ピネイリーニョ」といコミュニティに、現在国家権力と資本が一体となった攻撃がかけられています。絶対に許すことができません!
??? ここはラテンアメリカにおける最大の土地占拠闘争の現場です。資本によって土地を奪われた「ホームレス労働者」とよばれる人びとが、2キロ四方に及ぶ巨大不動産投資家の土地を実力で占拠し、8年間にわたって生活してきたのです。2,000世帯の家族、あわせて9000人もの住民は電気や水道などのライフラインを整備し、コミュニティをつくって居住権をもかちとりながら生きぬくためにたたかってきました。2010年の6月に動労千葉や私たち全学連が訪問させてもらったときも、その共同体が住民の団結によって維持され守られていること、そして彼らがそのことに誇りをもっていることが伝わってきました。さらに、現地の労働組合が住民とかたい信頼関係をつくり、共闘していることも非常に印象的でした。

資本による虐殺は絶対に許せない!
??? このピネイリーニョに対し、警察の急襲は1月5日の早朝、でっちあげの令状を用いた捜索から始まりました。そうした裏側で準備されていたのは、連邦裁判所の判事による、投資家の「土地の私有権回復」なる決定でした。しかしながら、実際にそこに住み、働き、コミュニティをつくってきた人びとを紙切れ一枚の決定でたたき出すなど、絶対にあってはならないことです。さらに、サンパウロ州政府も判事も、大企業から多額の金銭を受け取っていることが暴露されています。

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こうしたなかで本当に許しがたいことに、1月22日の早朝には、2000人もの機動隊がペッパー弾、催涙弾やゴム弾、さらには銃や戦車まで持ち出して襲撃をかけてくるに至りました。拘束者や死傷者の数は不明ですが、すでに7人以上の人びとが虐殺されたといわれています。

攻防のなかで住民の団結が拡大
??? しかしこのような攻撃も、決して一方的に淡々と進められてきたわけではありませんでした。1月中旬には、住民の怒りと地区の労働組合との団結によって連邦裁判所に立ち退き命令を却下させ、警察部隊を追い返すという局面にまでいったんは持ちこんでいたのです。(写真は武装して機動隊の襲撃に備える住民)

 こうして培われてきた団結を基盤に、今回の機動隊の残虐さを目の当たりにして、近隣の住民も激しい弾圧を受けながら国家権力に対するたたかいにたちあがっています。とりわけピネイリーニョの正面に位置する地区では、襲撃から逃れてきた住民を受け入れるためのテントが設営されています。機動隊と激突したり警察車両に火を放ったりという暴動的なたたかいが、町全体に広がっているようです。

 国際連帯で新自由主義をうちやぶろう
??? お互いの労働者大会に行き来するなど、動労千葉とも連帯してきた労働組合のナショナルセンター、CSPコンルータスはこのたたかいを全力で支持し、コミュニティの住民とともにピネイリーニョを守りぬくための行動を広く呼びかけています。とりわけ、この地区で労働者の強固な団結を組織している金属労組が先頭に立ち、住民と共闘しています。動労千葉も、州当局への抗議声明を大統領書記局はじめ当局に対してただちに叩きつけています。南米の地で新自由主義攻撃とたたかいぬくブラジルの労働者階級と連帯し、日本でのたたかいを広げてゆきましょう!

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