全学連三里塚現地行動隊からの都知事選決戦アピール

1月21日、高円寺にある「生きる権利を!鈴木たつおとともに歩む会」事務所で開かれた都知事選勝利の総決起集会に参加しました。東京都知事選への決起を行動隊としてもみなさんに呼びかけたいと思います。
今回の選挙は、猪瀬前知事が金権腐敗・新自由主義政策への怒りで打倒された後を受け、戦争と大失業の新自由主義・安倍政権への怒りを誰が組織するのかをかけた闘いです。どの政党も独自の候補を打ち立てられない状況の中で、首都・東京さらには国家権力をめぐって闘われる大政治決戦です。世論調査では93%の人が投票に行くと答え、多くの都民の注目が集まっています。
こうした中で、「1千万の怒りでアベ倒そう! 改憲・戦争・人権侵害を許さない!」を掲げ、階級的労働運動、労働組合の再建を真っ向から掲げて登場しているのが鈴木さんです。鈴木さんは、親子三代の江戸っ子、労働者の息子として生まれ、16歳の頃にこの国の政治を変えることを志し、東京大学へ入学、NHKディレクターから反戦活動家、そして弁護士となりこれまでの人生のすべてをかけて闘うと宣言しています。すでに17日から街頭宣伝が開始され、多くの都民にこんな候補がいたのかと衝撃をもって受け止められています。以下、5点にわたって鈴木さんの主張を紹介します。
1点目は、「戦争させない」ということです。安倍は本気で戦争・改憲へと突き進んでいます。人々の怒り、不満を戦争に向かって組織しようとしているのです。1%の金持ちのために99%が殺される戦争には絶対反対で闘う以外にありません。鈴木さんは米原子力空母エンタープライズ入港阻止闘争を日放労(NHK労組)長崎分会の委員長として分会を挙げて闘い、逮捕・処分された経験を持っています。戦争と本気で闘うことのできる候補は鈴木さんだけです。
2点目は、「被曝させない」です。小泉氏すら脱原発を言い始めている中で、今や原発反対は地の声、時の声です。しかし、本当に原発をなくす道はどこにあるのかということを真っ向から掲げているのは鈴木さんだけです。
鈴木さんは、長崎の被爆者でNAZEN呼びかけ人の城臺さんが、細川になぜ一本化しないのかを問われたときに、「あの人は殿様よ」と答えたエピソードを紹介し、原発をなくす力は殿様へのお願いではなく、福島の人々を先頭にした怒り、労働者人民の中にあると訴えています。宇都宮氏はそもそも日弁連会長選挙で段階的廃止ということを掲げ、即時廃止を掲げる鈴木さんらと真っ向から敵対してきた人物です。
3点目は、「貧困・過労死ゆるさない」です。「過労死」が取り出さされるようになったのは80年代の国鉄分割・民営化の頃からです。民営化・外注化による非正規雇用化が進み長時間働かなければ生きていけない現実が強制されるようになりました。今国会で改悪されようとしている労働者派遣法もこの頃に制定されました。今では労働者の38%が非正規です。また、安全破壊の現実も生まれました。JR北海道の事故も国鉄分割・民営化が元凶です。コストカットと称して人と安全が切り捨てられてきたのです。このような新自由主義攻撃の先駆けであった国鉄分割・民営化を打ち破る9・25判決を引き出した動労千葉の闘いを支えてきたのが顧問弁護団をつとめる鈴木さんです。階級的な労働組合を甦らせる闘いの先頭に立ち続けてきた鈴木さんこそ都知事にふさわしい人物です。細川氏を推している小泉氏が行った郵政民営化は公務員への賃下げ・リストラを引き起こし、格差社会を生み出しました。宇都宮氏はセーフティーネットと言いますが、起こった結果に対して事後対応するなんていうことでいいのでしょうか。資本主義の行き詰まりを労働者の力で変えると真っ向から訴えているのは鈴木さんだけです。
4点目は、「だからオリンピックはやらない」です。汚染水はコントロールもブロックもされてはいません。マスコミも嘘だとわかっています。嘘つきは泥棒のはじまり。大嘘を平気で許している社会に未来はありません。福島の子どもたちが外で遊べない状況、がんになっている現実を放置して何がオリンピックでしょうか。オリンピックは、福島を黙らせ、3・11をなかったことにするためのものです。同時に都市労働者の問題でもあります。猪瀬は、24時間バスを走らせる、眠らない深夜都市と言いましたが、眠らないことを強制されるのは労働者です。安全点検をいつだれがやるというのでしょうか。こうした福島の現実と都市労働者のことを真剣に考え、オリンピック返上を掲げている唯一の候補が鈴木さんです。
5点目は、「弾圧と闘う」です。「3・11」を契機に命の問題、生き方の問題と同時に、国家体制の問題が突きつけられています。「命よりも金」の国家・資本と闘うには弾圧が不可避です。弾圧を打ち破ることのできる候補は、宇都宮氏が賛成した裁判員制度、「司法改革」に反対し、空前の学生運動弾圧である法大暴処法弾圧を打ち破った弁護団長であり、星野文昭さん再審弁護団として全証拠開示運動の先頭にたつ鈴木さんしかいません。
首都東京で革命的知事が誕生することは、東京高裁で行われる生きる権利・耕す権利をかけた市東さん農地決戦にとっても決定的です。東京都知事・鈴木たつおを実現し霞が関に攻め上ろう!現地行動隊も都知事選勝利のために全力を尽くして闘っています。共に闘いましょう!

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