全学連三里塚援農記?

 全学連による三里塚援農の感想シリーズ第2弾です。
 今回は、全学連委員長代行・坂野陽平よりお伝えしたいと思います。

『国家への怒りを心に反対同盟との団結を』
全学連委員長代行 坂野陽平
 集会などで三里塚現地には幾度となく来ていますが、いつも感じるのは国家と民衆の非和解性であり、国家の本質です。今回は市東さん宅前の団結街道を廃道化したのに続き、第3誘導路建設のための「切り回し道路」建設が現に行われている中での現地調査でした。

 大恐慌下、JALを始めとした航空企業が経営破綻に見舞われ、成田空港の「地盤沈下」が進行している。にもかかわらず逮捕など国家暴力が総動員され、農民の土地が奪われ生活が破壊されていく。「何のための空港建設なのか」――私のみならず1年生を含めた多くの仲間が、この現地の様子に戦争の予兆と国家に対する激しい怒りを感じたに違いありません。
 しかし今回の経験を通し、2011年決戦の壮大なイメージと三里塚闘争の勝利の展望をガッチリとつかみました。朝鮮侵略戦争の開始は三里塚闘争の死活性をますます明らかにしています。
 1日目の北原さんなどのお話を通して、70年を超える階級闘争の爆発の地熱が高まる、間違いなく三里塚闘争がその発火点となる、そして自らの手でそれをやるのだと参加した全員が確信しています。そのためには国家への怒りをこころとし、反対同盟農民との熱く、固い、血の通った団結をつくり上げることです。
 2日目の援農では鈴木さん宅にお世話になりました。「全学連は首都圏で近いんだから、何かあったら三里塚にすぐ来るんだぞ」――加代子さんのこの言葉に本当に応えたい。何があっても三里塚の地で負けるわけにはいかないと決意を燃やしています。

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