オーストリアでの3・11行動へのNAZEN連帯メッセージ A solidarity message of NAZEN to 3.11 action in Vienna

 明日、3・11には、世界中のあらゆる国、都市で行動が行われます。その中のひとつ、オーストリアでは、ウイーンの日本大使館にむけたデモと、日本の労働者との連帯をかかげた集会が行われます。この集会にむけた要請にこたえ、NAZENから連帯メッセージが発せられました。以下、NAZENブログ(http://blog.nazen.info/)より転載します。
On March 11, the first anniversary of Fukushima nuclear accident, so many people will take actions all over the world. In Austria, “Committee in solidarity with the toilers in Japan” will organizes an assembly in front of the Japanese embassy in Vienna. They support the slogans of NAZEN and Doro-Chiba: Shut down all nuclear plants! The capitalists shall pay for their catastrophe, not the workers and toilers!
The following is a message to friends of Austria written by ODA Yosuke, the director-general of NAZEN(No Nukes All Japan Network).
*The message is quoted from a blog of NAZEN(http://blog.nazen.info/

 

日本からオーストリアの仲間への連帯メッセージ
A solidarity message from Japan to friends in Austria

 オーストリアの日本大使館への抗議闘争に参加されている心あるみなさん、日本の民衆を代表して感謝申し上げます。そして、これほどまでに温かく力強い連帯行動に応えて、必ず震災の傷を団結して乗り越え、震災と原発事故の責任者たる政府や東京電力・原子力産業をはじめとする財界、裁判所、マスコミ、御用学者、腐りきった労働組合幹部連中の責任を追及し、この社会を根本的に変革するまで、みなさんとともに闘うことを表明致します。

Dear friends, joining in the protest action against Japanese embassy in Vienna,
I would like to thank you for your solidarity action on behalf of Japanese people. Responding to such warm and strong solidarity action, I pledge that we will overcome the wound of the earthquake disaster with the power of solidarity and will pursue responsibility for the earthquake disaster and nuclear accident of those institutions: the government, financial community, including first of all TEPCO (Tokyo Electric Power Company), court, mass medias, scholars who promotes nuclear policy of government and executive officers of corrupt labor unions. We will keep fighting with you until the day we achieve fundamental change of this society.

 3・11というこの日は、歴史に残る日となりました。それは、巨大な地震が発生したという自然史におけるそれではなく、新自由主義という政策がいかに私たちの生活と命を破壊してきたのかを暴露し、日本における多くの労働者・民衆が社会の赤裸々な姿を突きつけられて目を覚まし、子を持つお母さんたち、若者、そして労働組合の現場組合員たち、農民や漁民、芸術家にいたるまであらゆる層の闘いが大規模に開始されたという社会的、人間的、もっと言えば階級闘争史における意味においてであります。

March 11 has become a historic day. I mean it not as a disastrous incident in the natural history caused by huge earthquake but as a significant event in the social and human history, rather the history of class struggle. “March 11” has revealed us how Neo-liberal policy has destroyed our lives and exposed the brutal reality of the present society to the whole public. Thus it triggered a wide-scale struggle of all layers of people, ranging from mothers, young people, rank and file workers of labor unions, farmers, fishermen to artists, who have become fully aware of what is really happening to them.

 本日日本は2万人の命を失った悲しみの「追悼」に染め上げられております。しかし、この中には明確に2つの「追悼」が存在しています。片方は、民衆の側のそれであり、かけがえのない家族や仲間を失った深い悲しみの追悼です。もう片方は、政府側のそれであり、天皇を動員して自らの犯罪と責任を覆い隠し、「追悼の日に闘うな」というひとつの攻撃です。被災地の深い深い悲しみは、責任を逃れようとする犯罪者集団たちを燃やし尽くすような怒りを含むものであり、この思いとともに、福島現地をはじめ全国で多くの民衆がデモを勝ちとります。
Today, Japanese people are in “mourning” of the death of 20,000 people fallen in the past worst disaster. However, there are obviously two kinds of “mourning”, distinctly different in the character. One is the people’s mourning with deep sorrow at losing their invaluable families and friends. The other is a ceremony staged by the government side. It is nothing but an offensive against people to cover up their crimes and to evade their responsibilities by mobilizing even the emperor. They are crying out: “Don’t fight on the day of mourning” to oppress people’s anger. However, we are rising up for angry demonstrations all over Japan, including first of all Fukushima (Kohriyama city). The sorrow of the people in the affected regions is so deep and is ready to burst out into an action of fierce anger against the shameless band of criminals who try to escape their responsibility.

 政府・財界は一切反省をしていません。私たちの闘いはこれからです。フクシマの子どもたちに被曝を強制しながら、「安全」キャンペーンのもとで原発を再稼働するなど、絶対に阻止しなけなければなりません。そして、政府は核武装の意図も隠すことなく推進しようとしています。闘い続ける沖縄とひとつに、核兵器をも廃絶する闘いとして進めなければなりません。
The government and financial community show no reflection or regret. Our struggle has just begun. We have to stop by all means the government’s attempt of restarting nuclear power plants, the attempt covered by a deceitful campaign of “safety” of nuclear installations, while the children of Fukushima are forced to be exposed by radiation. Moreover, they don’t conceal their intention of atomic armament. We have to bring forward our struggle to abolish nuclear weapons in solidarity with fighting people in Okinawa. (There are a large number of U.S. military bases in Okinawa)

 そして何よりの課題は、階級的な労働運動を構築することです。福島第一原発の廃炉作業の中で、非正規労働者が差別的に被曝を強制され、労働者を分断し、命を使い捨て、儲ける構造を再生産しています。復興の名の下に被災地の最低賃金をさらに引き下げ、水道や道路、学校や自治体、あらゆるものを民営化しようとしています。世界から医療機器メーカーや製薬資本を招くために、福島県民がモルモットにされようとしています。こうした事態には闘う労働運動の構築を対置しなければなりません。さらに、こうした現実をくつがえすべく、福島現地において、民衆独自の医療拠点を建設する運動も始まっています。基金運動に海を越えて参加して頂ければありがたいです。

Above the all, our most important task is to create class-oriented labor movement. In decommissioning operation of reactors of Fukushima daiichi nuclear plant, a large number of irregularly-employed workers are exposed by radiation forced by discriminatory circumstances. The government and capitals keep reproducing a structure that divides workers and make workers’ life disposable goods for their profit. Moreover, under the name of “recovery” or restoration from the disaster, they aim to lower the standard of minimum wages to workers of affected area and to privatize everything like water service, roads, schools and municipality. They also make use of people of Fukushima as a guinea pig to attract medical instrument corporations and drug companies from all over the world.
We have to counter these offensives by the creation of militant labor movement. Furthermore, people of Fukushima have started a project to construct in Fukushima people’s own clinic which is independent from the government to overturn such reality. We earnestly ask your support for this project across the sea.

 本日オーストリアで行動に立ち上がられたみなさんは、“Pray for Japan”といった、階級的な責任を不鮮明にして国家の枠組みにおいて「一致団結」するようなまやかしを見抜き、闘いの3・11を選んだすばらしい方々であろうと思います。お願いしたいことは、職場や地域、キャンパスから闘い、階級的な労働運動や学生運動を甦らせるために闘っていただきたいということです。世界大恐慌と国家破産の時代において、資本のいう「復興」には絶望以外に何も込められていない以上、私たちは資本主義の限界を突破する力を運動の中につくりださなければならないからです。

We admire your courage and insight in deciding to commemorate March 11th in Austria on the side of our fighting Japanese people against the government’s attempt to organize fake national unity under the hypocritical slogan, “Let’s pray for Japan” to obscure the responsibility of the state and capital.
We consider it urgent now to revitalize class-oriented labor movement and militant student movement and hope that you will fight in your own workplaces, communities and campuses for this common purpose. In carrying out our movement, we have to create the power to overcome capitalism because in the era of global economic crisis and state bankruptcy, “recovery” promoted by capital means nothing but desperation.

 ヒロシマ・ナガサキ、ビキニ、オキナワに続いて、フクシマという名前によって、日本の闘いが世界的な焦点になったことは、非常に悔しいことでもあり、しかしながら同時に世界を変える重大な位置にあるという点で責任の大きさと展望をも感じております。この社会を変革するまでともに、ねばり強く、信頼しあい、元気に闘い抜きましょう。みなさんとは必ずこの先、どこかでお会いし、握手できることを確信しています。
It is with a mixed feeling that we face the situation, in which the struggle of Japanese people has become the global focus by the name of Fukushima, following the names of other disasters, namely Hiroshima-Nagasaki, Bikini and Okinawa (casualties because of US bases there). We are partly regrettable for all that, but on the other part, we also feel our great responsibility and ample perspective because the struggle of Japan now occupies such an important position to change the whole world.
Let’s keep on fighting together persistently and cheerfully, promoting mutual trust until we succeed to change the society. I am sure that we will be able to see before long and shake hands somewhere.

 2012.3.11

すべての原発いますぐなくそう! 全国会議

  事務局 織田 陽介 

March 11, 2012
NAZEN (No Nukes All Japan Network)
Director-general ODA Yosuke

韓国にも「原発いらない! 福島の子どもたちに病院を!」の訴え届く

「福島 活動報告」でも紹介されていますが、2月24日の福島駅前での全学連現地行動隊の街宣が、3・11一周年に際して現地入りしている韓国メディアの取材をうけました。「チャムセサン」から、池田真弓さんへのインタビューの一部を抜粋してご紹介します。ふたたび訪れる「3・11」を、どのような日として迎えるのか ― 全世界が日本の、福島の、そして私たち学生のたたかいを見つめています。3・11福島県民大集会を、全国の学生の大結集で成功させましょう!

「政府の立場は1年が過ぎても変わらない」
[インタビュー] 大学生 池田真弓さん

(前半では診療所建設運動についてのインタビューなのですが、時間の関係上今回は割愛します)

○毎日街頭に出て活動しているのですか? どこの地域の学生ですか?

―ほぼ毎日、外に出て情宣活動やカンパ集め、署名運動を行っています。この運動にたいする市民の人たちの反応はすごくよく、京大や広島大、福島大などさまざまな地域の学生たちがこの運動に参加しています。

○大学生の脱原発運動団体なのですか?

―私たち学生のグループは何年も前からありました。 3・11の事故以来、「全学連福島現地行動隊」を結成して脱原発の活動を始めました。
大学でも脱原発の活動をしているのですか?
―大学の中で宣伝活動を行い、原子力発電に賛成する教授たちへの抗議を行っています。

○具体的な行動を紹介してください。

―ビラにもありますが、2月8日付の「福島民報」で、福島大学が「放射線医学総合研究所」と連携協定を締結したという記事が出ました。13日に、福島大学で協定締結式が行われています。この研究所は福島の事故以来一貫して、年間100ミリシーベルト以下の被ばくなら大したことはないと宣伝してきた機構です。この研究所は文部科学省が所管する独立行政法人であり、ここには御用学者たちが群がっています。
  研究所が今回福島大学との連携協定を締結することで、放射能汚染に対する福島の人びとの怒りは広がるでしょう。これは、原発再稼動や原発輸出を強行しようとすることそのものだからです。福島大学を拠点に放射能安全キャンペーンをすることは絶対に認められません。
  しかし、福島大学は昨年7月に核燃料サイクル、核武装政策を担当するJAEA(日本原子力研究開発機構)と放射能除染分野で連携協定を締結しました。そうして今回は放射線医学総合研究所との協定です。もう、福島大学のキャンパスで原子力発電反対のたたかいをやるしかありません。…(中略)… 大きな力で原発の再稼動を阻止して、すべての原発を廃炉にしなければなりません。

    (翻訳責 松室)
*チャムセサンのウェブサイト(記事は朝鮮語です)
http://cast.jinbo.net/news/view.php?board=news&nid=65142&page=1

全学連国際部からのおしらせ

    日々のキャンパスでのたたかいは、全国のみならず全世界の仲間のたたかいとつながっています。その実感が私たちにもっともっと力をくれる、という確信から、全学連国際部もウェブ上での発信を開始してゆくことにしました。どうぞチェックしてみてください!

◇ブラジル、サンジョゼドスカンポスの土地占拠闘争に警察部隊が襲撃 

(ILW-FIのサイト等より)

    サンパウロから100キロほど離れた工業都市・サンジョゼドスカンポスにある「ピネイリーニョ」といコミュニティに、現在国家権力と資本が一体となった攻撃がかけられています。絶対に許すことができません!
    ここはラテンアメリカにおける最大の土地占拠闘争の現場です。資本によって土地を奪われた「ホームレス労働者」とよばれる人びとが、2キロ四方に及ぶ巨大不動産投資家の土地を実力で占拠し、8年間にわたって生活してきたのです。2,000世帯の家族、あわせて9000人もの住民は電気や水道などのライフラインを整備し、コミュニティをつくって居住権をもかちとりながら生きぬくためにたたかってきました。2010年の6月に動労千葉や私たち全学連が訪問させてもらったときも、その共同体が住民の団結によって維持され守られていること、そして彼らがそのことに誇りをもっていることが伝わってきました。さらに、現地の労働組合が住民とかたい信頼関係をつくり、共闘していることも非常に印象的でした。

資本による虐殺は絶対に許せない!
    このピネイリーニョに対し、警察の急襲は1月5日の早朝、でっちあげの令状を用いた捜索から始まりました。そうした裏側で準備されていたのは、連邦裁判所の判事による、投資家の「土地の私有権回復」なる決定でした。しかしながら、実際にそこに住み、働き、コミュニティをつくってきた人びとを紙切れ一枚の決定でたたき出すなど、絶対にあってはならないことです。さらに、サンパウロ州政府も判事も、大企業から多額の金銭を受け取っていることが暴露されています。

      

こうしたなかで本当に許しがたいことに、1月22日の早朝には、2000人もの機動隊がペッパー弾、催涙弾やゴム弾、さらには銃や戦車まで持ち出して襲撃をかけてくるに至りました。拘束者や死傷者の数は不明ですが、すでに7人以上の人びとが虐殺されたといわれています。

攻防のなかで住民の団結が拡大
    しかしこのような攻撃も、決して一方的に淡々と進められてきたわけではありませんでした。1月中旬には、住民の怒りと地区の労働組合との団結によって連邦裁判所に立ち退き命令を却下させ、警察部隊を追い返すという局面にまでいったんは持ちこんでいたのです。(写真は武装して機動隊の襲撃に備える住民)

 こうして培われてきた団結を基盤に、今回の機動隊の残虐さを目の当たりにして、近隣の住民も激しい弾圧を受けながら国家権力に対するたたかいにたちあがっています。とりわけピネイリーニョの正面に位置する地区では、襲撃から逃れてきた住民を受け入れるためのテントが設営されています。機動隊と激突したり警察車両に火を放ったりという暴動的なたたかいが、町全体に広がっているようです。

 国際連帯で新自由主義をうちやぶろう
    お互いの労働者大会に行き来するなど、動労千葉とも連帯してきた労働組合のナショナルセンター、CSPコンルータスはこのたたかいを全力で支持し、コミュニティの住民とともにピネイリーニョを守りぬくための行動を広く呼びかけています。とりわけ、この地区で労働者の強固な団結を組織している金属労組が先頭に立ち、住民と共闘しています。動労千葉も、州当局への抗議声明を大統領書記局はじめ当局に対してただちに叩きつけています。南米の地で新自由主義攻撃とたたかいぬくブラジルの労働者階級と連帯し、日本でのたたかいを広げてゆきましょう!