京都府警の「公妨」でっち上げ逮捕を弾劾する!

京都府警の「公妨」でっち上げ逮捕を弾劾する!

           2017年2月1日 全日本学生自治会総連合(斎藤郁真委員長)

 1月29日、全学連のメンバーであり、反戦運動・学生自治会運動をともに闘ってきた東北大学医学部の青野弘明君(元東北大学学生自治会委員長)が、京都府警に「公務執行妨害」容疑で逮捕されました。きわめて不当な逮捕であり、学生運動への政治弾圧です。「共謀罪」新設と一体の治安弾圧です。私たちは京都府警-安倍政権に強く抗議し、学生・労働者・市民のみなさんに、ともに声をあげようと訴えます。

「逮捕容疑」は、昨年3月の「京都大学反戦ストライキ弾圧」の際、勾留されていた6学生の勾留理由開示公判で青野君が「裁判所職員の足を蹴った」こととされていますが、許しがたい言いがかりです。
一つに、そのでたらめな内容です。青野君は「大学ストは犯罪だ」とする京大当局と京都府警に怒り、仲間である6学生の救援活動のために仙台から京都にかけつけ、3月14日の開示公判に参加しました。しかし、公判担当の上垣猛裁判長は大量の職員を配置し、法廷前に机でバリケードを築き、隣室には機動隊員まで配備していました。明らかに「中立」を無視した上記対応に傍聴者が抗議したところ、上垣裁判長は「全員退廷」を命じたのです。そして、6人の勾留理由を一切開示しないどころか、「6人が黙秘しているから勾留する」などと、「黙秘権」すら否定する発言をしました。結局、6学生は不起訴釈放されました。理由すら示さずに6人の仲間を20日間も勾留したこの「公務」と何だったのか? 裁判指揮への青野君の抗議は当然であり、組織的・強圧的に暴力を行使した裁判所・警察こそおかしいのです。
いま一つに、「捜査」の不当性です。約1年前の「公務執行妨害」が、なぜ今になって突然「事件」になるのか? 青野君の下宿や東北大学学生自治会室、京都大学熊野寮などに不当な家宅捜索が行われましたが、「公務執行妨害の証拠」などあるわけがありません。警察とマスコミがグルになって、「逮捕」「家宅捜索」で大騒ぎをし、全学連と学生運動へのネガティブキャンペーンを行っているのです。

現在、防衛省と大学の共同研究=軍事研究が公然と始まっていることに象徴的に示されているように、大学のあり方が根本的に変質しています。「大学・教育はこれでいいのか」「自分はどう生きるべきか」…、学費の高騰、スキルアップ競争の重圧の中で忙しい日常に追われながらも、多くの学生が悩んでいます。お互いを切り捨てあう経済競争、戦争のための研究、自分が生き残るために他国の人々に銃を向けることを容認する教育は、何よりも大学キャンパスで行われています。
京都大学・山極壽一総長をはじめ京大当局も、「自由の学風」を売り出し文句にする一方、反戦ストライキの先頭に立った京大全学自治会同学会の4学生には半世紀ぶりの「無期停学処分」を下し(昨年7月)、また、学内の様々な学生自治団体との交渉窓口を閉じていく動き、立て看板など学生の表現活動への規制を急速に強めています。この社会は、多くの人々の労働や研究、そうした日常でつくられています。現行憲法が文章の上だけで「尊重」されながらも、現実の職場やキャンパスにはまったく存在していない。いや、「大学人」が率先して自らの大学で学生の活動を弾圧し、警察権力と癒着して積極的に憲法を破壊している。それでどうやって社会が変わるのか。上品なだけの「空論」はたくさんだ!

全学連は、学生の闘う団結をキャンパスに甦らせる挑戦をします。全国大学での反戦ゼネラルストライキを実現し、進行する「軍産学共同」を止め、社会のあり方を変えていくために行動します。
青野君は不当逮捕に怒りを燃やし、毅然とした完全黙秘・非転向の闘いを継続しています。みなさん、京都府警と京都地裁にともに抗議の声をあげましょう! 青野君の即時釈放へ、支援・カンパをよろしくお願いします。あらためて、多くの方々からの協力を訴えます。 (了)

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