「闘う力を取り戻そう」全学連委員長・斎藤郁真より新入生の皆さんへアピール

新入生のみなさん、入学おめでとうございます!

いよいよ始まりますね、大学生活が!

みなさんは「大学」に何を求めますか?

私自身の話をすれば、私はそもそも何も求めていませんでした。「大卒資格は就職に有利らしいから取っとくかー。だけど行くなら何か一つくらい真面目に勉強するかー」。これが私が入学時に考えていたことだったと思います。

そして私は、商業化した法政大学、学生を自身のブランド商品になるよう管理しようとする大学当局、協力を呼びかけたら「『民主主義』の講義は自分の商品だ」とほざく教授のふざけた姿に出会い、それと闘おうとする全学連の仲間たちに出会いました。こうして私が選んだ道は、社会全体から見ればとても特殊な人生ではあるでしょう。
だけど、この時に私が感じた矛盾は決して特殊なものではないと思っています。とりあえず自分を楽しませてくれるコンテンツは、人生をかけても消費しきれないほどある。それを消費しているだけでも悪くはないけど、何か大きな「力」に縛られている感覚はなくならない。おかしいことはたくさんあるのに、「何に」「誰に」対して怒ればいいのか分からない。私は大学で、その正体を見つけたのです。

ただ権力者が悪いだけじゃなくて、反対しているように見える連中も、民衆と権力の間でシーソーのバランスをとるように振る舞っているだけ。結局、本気でぶつかっていった時にだけ私たちはこの構造に気づくことができる。

私たちに力がある

「この国」自体に守る価値があると本当に思っている人は実際どれだけいるのか? 革命を起こす時です。実現する力は、結局のところ私たち自身にあるはずです。なぜなら、どんなに国家や政治が大きなものに見えても、それを形にしているのは人間だからです。人間の労働が、そして次にそれを担っていく学生・若者の存在が社会をつくっている。「どこかの誰かの労働」が支え合い、私たちは本当は一国・一地域ではつくれないはずの物を手に入れられる。そうして日本もアメリカも、中国や北朝鮮も成り立っています。

なのに今、世界中がキナ臭くなっています。みんなの労働の成果を誰が取るかをめぐってお互いに「自衛」しあい、いつの間にか世界の防衛予算総額は約200兆円。時給1000円換算で2千億時間・約6800万年分の労働の消費。世界人口の半分が一日2㌦以下で暮らしているのに、これが「現実的選択」の積み重ねの結果ならば、どう考えてもおかしい。残念なことに、私たちが生きる日本こそ、このおかしな流れの中心にいます。
圧倒的軍事力・核戦力を保持し続けた日米安保同盟は北朝鮮を核武装に走らせ、「自衛」のスパイラルはさらなる核戦争の危機を世界中につくり出しています。

議論し行動しよう

安倍首相は「2020年の新憲法施行」を目指し、改憲・戦争へ向かう政治が進んでいます。国家の総力をあげた戦争体制構築へ向け、すべての労働・教育・生活をカネとコネまみれで動員する政策が進んでいます。

森友学園の「不正」は結果であり、原因は、園児に「安保法制国会通過よかったです」と言わせ教育勅語を唱和させるような、公教育ではできない「教育」をオトモダチの「民間人」にやらせたことにあります。

大学では防衛省のカネほしさに軍事研究が公然と行われ、それを通じた大学―国家のコネクションは日々大きくなっています。

今こそ学生運動をよみがえらせよう。私たち自身の団結した組織・実力を、理不尽に立ち向かう私たちの「力」を一緒につくろう。一緒に議論し行動しよう!

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