3・24三里塚全国集会での発言

●動労千葉・田中委員長

全国からの結集どうもご苦労さまです。動労千葉を代表して、本当に重大な決戦を前にして不屈の闘いの意志を燃やす市東さんと反対同盟に心から敬意を表しともに闘う決意を述べたい。

私はここにたってかつて国鉄分割民営化に対してストライキを前にした10・20集会を思い出しています。国家権力と激しい衝突になったあの集会です。国鉄闘争が決戦を迎えるとき必ず三里塚闘争も時を同じくして決戦を迎えていました。今も同じだと思います。
私は三里塚47年間の歴史とはなんだったのかを今あらためて考えています。いうまでもなく三里塚闘争は日本のすべての労働者と農民の闘いの砦であり日本の労働者と農民の誇りです。日本の労働者と農民は国家権力に屈せずに47年間闘い続ける、そういう力をもっているんだということをすべての労働者と農民、世界の労働者と農民に示しつづけてきた、そういう47年間だったと思います。だから、この闘いはあらゆる闘いへ本当に大きなエネルギーを与えてきた。だから国家権力は三里塚闘争を恐れて恐れて恐れて徹底的に闘いをつぶそうとしてきました。市東さんの農地を剥奪しよう強奪しようという攻撃はだから、すべての労働者への攻撃です。すべての農民を圧殺しようとする攻撃です。手をかけたら、ただじゃおかない。その決意を今日の参加者すべてがともに闘う決意、ともに闘う痛み、ともに勝利するその確信を固めたいと思います。もし市東さんの農地に手をかけようものならそのときはこの国の政府、この国の支配階級、安倍だとか本当にくだらない連中、破滅的な政策を進めようとするこの連中の支配が崩壊するときだとしめさなきゃいけない、私はそう思います。
動労千葉や今日ここに立っている動労水戸、そして動労西日本は、この春闘で3月1日から17日まで民営化・外注化そして労働者の非正規職化に反対して断続的にストライキを闘い抜いてきました。本当にご支援ありがとうございました。そして動労水戸の仲間たちは明日、放射線に汚染された列車の運行に反対しそれを阻止するストライキに立ち上がります。私は今、本当に労働者と農民が団結をしてこの社会のあり方そのものを覆し変革するために立ち上がらなきゃいけないときだと本当に心のそこから思います。

今回の闘争は昨年10月1日、JR当局が検修構内業務の外注化を強行したことに対する私たちの新たな闘いの決意を示す闘争でした。われわれは国鉄分割・民営化に20数年間反対し団結を守ってまいりました。1047名の解雇撤回闘争もそうです。そしてこの10数年間JRが推し進める全面的な業務の外注化と非正規職化を止めつづけてきました。それが去年10月1日に強行されました。私たちは新たな決意を固めました。民営化とか外注化、労働者を突き落としていく攻撃は、つまり非正規職かの攻撃はわれわれがどんなことがあろうとこれをぶっつぶすまでとことん闘い続ける、そういう新しい決意でした。それは民営化や外注化とともに鉄道の安全ということを、踏みにじり破壊し崩壊させてまた再び尼崎事故を引き起こす道でもあります。だから、労働者の団結と雇用を破壊して安全を破壊する攻撃、これだけは何があったって絶対に粉砕してやる、その決意を込めた闘争が今回の春闘ストライキでした。動労千葉の歴史の中でも私たちの新しい、こんな社会のあり方を覆す、そういう新しいスタートラインについたというふうに決意をしています。

しかも安倍政権がやろうとしていることを見てください。あの、TPPです。農民と農業をもう根本から破壊し尽くす。たしかにそうです。あるいは医療とか根本的に破壊して生活を破壊し尽くす。たしかにそのとおりです。だけど、それだけじゃないんです。その過程には膨大な労働者が働いていて、そのすべてを新自由主義的な競争の中に叩き込んで、そのすべてを破壊し団結を破壊するという攻撃です。もうそれは始まっています。たとえば農業です。アメリカから穀物を輸入している大資本の連中、三井物産とか伊藤忠とか丸紅だとかこういう連中はアメリカの港湾労働者をもうすでに今の時点でロックアウトして港から叩き出しています。だから、労働者と農民が連帯をして闘えば今の最後の資本主義の危機の現れであるこういう攻撃を粉砕して新しい社会の第一歩が踏み出される、私はそう思うからです。
労働者に対して何が起きようとしているのか。地方公務員すべてに、つまり数百万の労働者に全部網をかけるように退職金が、300万400万切り下げられました。そしてさらに全地方公務員労働者の賃金が7.8%切り下げられようとしています。JRでも貨物会社はこの春闘の中で、定期昇給は実施します。しかし、全社員を対象にして一律賃下げを実施する、と言ってきました。こんなことは、つまり数百万の雇用と賃金が上から号令をかけるように破壊されるなんてことは歴史的に未曾有のことですよ。支配体制がもう本当に危機に立っているということの現れです。
怒りの声は労働者も農民もとにかく社会の隅々まで積みあがって怒りの噴出口を求めて沸騰点に向かってせめぎあっています。その時に三里塚闘争がこうやって存在をしている。そのときに闘う労働組合を復権させようという僕らの努力がここにあります。こうしたことが結合したときに必ず歴史は動きはじめます。怒りの声は積もっているからです。大事なことは、この声をすべて団結させることです。福島を圧殺しようとする福島の命をかけた声、沖縄の基地を強化しようとする戦後数十年間にわたって積みあがった声、戦争に突き進もうとするすべての労働者の怒りの声、労働組合を破壊し、雇用と権利を破壊されようとしている、もう生きることができない非正規労働者の怒りの声、ブラック企業などと言われるもとで毎日殺しつづけられる労働者の怒りの声、このすべての怒りの声が全部団結を求めています。これを全部団結してさしあたりまず必要なことは、市東さんの農地の強奪を許さない、この一点に集中しましょう。

そして、さらにこの怒りの声を、国鉄分割・民営化から始まった新自由主義攻撃を、いよいよここで突き崩すことに私たち動労千葉は全力を尽くしたいと思います。なぜなら、これができれば必ず日本の労働運動は復権・復活すると確信を持つからです。階級的な労働運動が復活したら、すべての怒りの中心にすわることができます。社会を動かしわれわれは歴史を動かす。そういうことをめざして当面、1047名解雇撤回、外注化阻止、民営化体制絶対粉砕、非正規職化攻撃粉砕に向けて全力で闘い抜きたいと思います。どうもありがとうございました。

●北原事務局長

暖かい日があれば寒い日もある。今日はかなり風が冷たい。だが、中は燃えている。今日の全国集会は、今から36年前、福田内閣が日本の国威について成田空港を、開港が遅れに遅れていた3・30、遅れた成田国際空港の開港は多少の犠牲が出てもやむを得ないと、したがって開港せよと声明を発したのが福田内閣です。これに対し、全国の日本国を愛する人々が結集して、見事に福田総理の開港宣言を破壊した、それが3月であります。そういうことで、全国集会を3月に開催するということです。それが今日であるということ。
今日の結集を見て、多くの人々が集まってくれて、勝利の展望は見えてきている。私たちも、48年間皆さん方と一緒に共有の闘いとして三里塚闘争はあったのです。現在も続いています。
今公団から空港会社へと変わったけど、裁判によってすべてを、裁判暴力をもって成田空港の完成を目指しております。50年たっても成田国際空港は未完の空港として今も引きずり続けているのです。
皆さん、今の政治を見てください。国民のための政治は行われておりません。しかも裁判までそうです。殺すな、奪うな、犯すな、この3点が今政府がやっているんです。国民不在の政治がまかり通る限り、日本の将来はない。また命の未来もない。こういう状況は三里塚空港の闘いの中にはっきりと見えてきました。
ここで皆さん、今の政治を見てどう思いますか。もう今の政治はだめだ。労働者と農民と固く団結してそして未来をこれからの時代を引き継ぐ若い人々のために幼子を育てるためにわれわれは命ある限り闘い抜く。この山野を見てください。これがやがてなくなってしまう。今日の集会は、無法な暴力裁判によって一方的に作られようとする第三誘導路の使用開始が始まっております。
成田空港はなぜこのように時間がかかるのでしょうか。そこには○○の、闘いがあるからです。私たちは、今年は今日の集会が終わる。あと三日経つと弁護団の最終弁論があります。それをもって市東孝雄の農地、住居これを囲い込む。それゆえに、千葉地裁は使用禁止状の張り紙を執行官が来てはりつけました。しかもトイレの中にまで使用禁止のビラを貼る。これが人間のすることですか。このひとつをみてもわかるとおり、今の政治に国民の命なんかは何も考えていない。
さあそこでどうするか。おれがやらなくても誰かがやるだろう。その時代は終わった。一人一人が立ち上がって闘う以外に未来はないんですよ。それが三里塚闘争です。今日の多くの結集を見て反対同盟は心強く思っています。この勢いをもって、成田空港廃港をかちとるまで、かつての36年前の開港阻止闘争、管制塔占拠、この闘いをもって福田政権の運命を絶った。その自負があります。今日一日、皆さんが闘い、表現することは当然の権利です。そういう意味で、われわれの世の中が変わる、時代が変わる、それまで闘い抜く。それが生きた命の、持っている人々の一人ひとりの心でなければならないと思います。そういう意味で、今日一日、皆さん闘いましょう。そして未来をつくりましょう。終わります。

 

3・17千葉県三里塚集会発言

◆北原事務局長

今の社会を見ると日本の未来はあるのかの一言に尽きる。今の政治はどうなっているのか。未来はあるのか。
三里塚を闘ってきて足かけ48年、長いようで短い。いろいろなことを、三里塚闘争は参考になった人生であった。これ以外ないという結論に達し現在も闘い抜いている。
殺すな、奪うな、犯すなの三原則がある。今の裁判は三つとも、この裁判官が守らなければならない原則が逆になっている。明治から現在に至るまで三代にわたり耕してきた市東孝雄さんの畑が、今月7日をもって第三誘導路で囲い込まれた。これが人間のすることですか。
20日には、早朝来て扉を叩いたけれども応答がなかったからと言って10何ヶ所にわたってビラを貼っていった。一体日本の裁判はどうなっているんだ。労働者、農民は国策に沿わなければ葬り去るということだ。これを覆すには闘う以外にないところまできた。
振り返ると三里塚闘争は多くの犠牲を出してきた。5000名もの逮捕者、農民の自殺者も出した。そして現在も闘っている。生きるために闘う。このことはもう他人事ではなくなった。
千葉県実行委員会のこの集会は今回で8回目。私は千葉県実行委員会の呼びかける集会には毎回出席させていただいている。48年前、三派全学連との共闘関係を結び、現在に至っている。三里塚は偉大だ。最初から一緒に闘っている人が今も多くいる。その中で、自分の生きる道を革命も含めて模索してきたと思う。三里塚を闘ってきた皆さんは間違っていなかった。
おれがやらなくても誰かがやるだろう、その時代は過ぎた。手前がやらなければ、未来は切り開けない。
最近、若い夫婦の話を聞いた。子どもを産むことができない、なぜならいまの時代の中で将来に希望が持てない。その中で産むことは、死ねということだと言っているのを聞いて、ぎくっとした。
農地は生命の糧である。それを奪うということは、労働者と同じ悩みを抱えて闘っているということだ。TPPは日本の農業を解体するということ。
動労千葉の皆さんも裁判を何年も闘ってこられた。・・・
裁判はいまどうなっているのか。最終弁論が3月27日にある。反対同盟がはじめてつくった団結小屋が昨年8月に夜討ちをかけて撤去された。今回も市東さんの家に合図をしたけど応答がなかったといって看板を貼った。おそらく今度も不意に来る。来るなら来い。三里塚は実力闘争の一点に絞って48年闘ってきた。まだまだ闘いの拠点はいっぱいある。
世の中が変わるまで、三里塚は続かなければならない。私は90歳になったけどまだ死ねない。将来に希望が見えないからだ。未来が見えるようになったらその時がこの世を去る時だ。
千葉県の一角でこの問題が起きている。千葉県実行委員会が先頭を切って、全国の人々を牽引していってほしい。今日を新たな日として。
労働者と農民が一体になれば、国策はいらない。動労千葉との出会いから始まって、長い年月をともに過ごしてきた。関川委員長、中野委員長、そして現在は田中委員長と、ともに闘い抜いてきた。

◆動労千葉・田中委員長

3月14日から始まったストライキが、今日で一区切りついた。皆様のご支援に感謝します。
今回のストライキは特別な決意で闘った。13年間にわたってこれだけは許してはいけないととめてきた外注化が強行され、JRとの関係でも職場の労働者との関係でも、こんな理不尽なことは絶対にひっくり返す。動労千葉が口だけでなく、自分たちの団結をもってそれを示せるかどうかが問われる闘争だった。
これまでの労働運動は、攻撃が強行された時、仕方がなかったとあきらめ屈服させられていくということを何十度と繰り返されてきた。それを今度は繰り返してはいけない。
動労千葉にとって節目になった闘争はいままでにいくつかある。ひとつは77年のジェット燃料貨車輸送阻止の100日間闘争。この闘争をめぐって動労本部カクマルから千葉地本への統制処分が行われ、分離独立のきっかけになっていった。ふたつめは、81年3月の今度もジェット燃料貨車輸送阻止闘争で5日間闘い、4名がクビとなった。動労本部から分離独立をして、こんな組合がもつはずないと見られていた。これから本当に階級的な労働組合として前進することを示した。その次が85年と86年の分割・民営化反対のストライキで40名がクビとなった。そして分割・民営化が強行された後、その状況に立ち向かえるかが問われた。89年東中野事故、90年に清算事業団から二回目の整理解雇。90年3月のストで賠償金を請求されたけど、1047名闘争を生み出した。
今度のストライキはそれに次ぐ闘争だった。民営化の結果、起きたのは業務の際限のない外注化だった。それを13年止めてきて強行された。この状況に立ち向かえるか。新しい労働者の階級的な闘いの姿を登場させた。
安倍政権の登場した情勢への僕らの回答でもあった。マスコミの嘘とペテンにははらわたが煮え繰りかえる。一時金満額回答、アベノミクス、株高が賃金に波及。現実に労働者が置かれている状況は、全部かくされている。モリタで起きているように、非正規労働者の職場そのものが奪われ25人全員クビ。
2013年は、雇用破壊元年。農民も同じ。TPP交渉参加の表明を行った。農業は犠牲にしない、などと言っている。すべて嘘っぱちだ。この政権が25年間やってきたことの中で、僕ら労働者は嫌というほどこういうことを見せられてきた。分割・民営化の時、民営化をすればすべてが上手くいくと言ってきた。その結果が、人間が人間として生きていくことができない社会。こういう嘘をついてきたやつらは全員首をくくってくれ。福島の現実が、すべてを物語ってきた。いったん民営化したら誰もコントロールできない、そういうことが証明されつくしてきたのではなかったのか。その犠牲はすべて労働者、農民にしわ寄せられる。支配階級は今日だけが良ければいいといって、自分自身が制御できなくなってあたふたとしているのが実態だ。安倍は日銀にじゃんじゃん金を刷らせればいいといっている。そんなことをしたら国家財政も生活もすべて崩壊する。そういうやつらが農業を犠牲にしない云々と言っているんだ。
動労千葉は、労働者、農民は必ず立ち上がるという絶対の確信をもって立ち上がった。この怒りはこれから限界を超えて進む。国家・資本との非和解的な怒り、最大の象徴が福島。ここに怒りを結集できる拠点、労働組合が登場できれば怒りの声は現実に社会を変える力となる。それができなければ絶望になる。
三里塚で起きていることを見て思うのは、敵は三里塚を恐れている。国のすべてをかけて、たった一人の農民に襲いかかっている。こんなのは見たことがないよ。
3・11福島をめぐって起きたことは、僕らが怒りの声と結びついて、口先だけじゃなくて診療所という小さな形にした。それをよってたかって叩きつぶすということ。三里塚は47年それをやってきた。それに負けなかった。動労千葉の闘争は、自慢できるほどではないけどそれなりに闘ってきた。1047名闘争を見てほしい。解雇撤回で闘っている労働組合は動労千葉だけ。他はどこへ行った。そして動労千葉にはあそこは特別な組合、と言う。背景には国家権力だよ。
福島の状況を知って、これでいい、これを突き破ったら一気に爆発すると確信した。一歩突き破れば膨大な怒りと結びつく、ぎりぎりのせめぎ合いになっている。その切っ先に立っているのが三里塚闘争。
3月24日、47年間のすべてを結集し、凝縮した闘争に僕らの力で押し上げよう。動労千葉は、反対同盟との労農連帯の中で生まれてきた。それがなければ、分離・独立もなかったかもしれない。それがなければ分割・民営化に立ち向かえていたのか分からない。1047名もなかっただろう。世の中の力関係は、全然違ったものになっていた。三里塚が戦後未曾有の激突に労農学の力で負けなかった。このことが、いま階級闘争の中にものすごい力となっている。
核心は、非正規、この人間でないかのように労働者が扱われることへの怒り、この根源的な怒りにこそ可能性がある。3・24を絶対に成功させる。国家権力を驚愕させる大成功を。