勾留満期は17日 2人を返せ! (11月16日の京大同学会ビラ)

◆文学部 1年生
 今の京大はおかしなところばかりだ! 何がおかしいかって書こうと思っても書ききれないくらいにおかしいことがたくさんある! だけど、そのおかしさを正すため、声を上げても大学は聞く耳を持たず、声を抑えつけるために弾圧・処分。そして、大学の不正を正すために先頭で闘ってきた2人の学生がついに逮捕された。こんなにおかしなことばかりなのに、誰も正すことができない。正そうとすれば追い出される。こんな大学もううんざりだ! 私が目指した京大は「自由の京大」だった。だが、私が今いるのは「監獄の京大」だ。誰か私に自由な京大を取り戻してください!

◆工学部工業化学科 4年生 
 本当に許しがたい逮捕だと思います。山極総長は「自由」だの「対話を重視する」だのと言ってきました。しかし、京大の自由は職員を動員して言論弾圧し、学生の活動を監視・盗撮し、学生とは一切話し合いもせず処分しその根拠も示すことができてません。「大学とは何をする場所なんだ?」と思ってしまいます。社会をより良くし未来をつくっていく場所ではありませんか!!! 総長の言ったことが無条件で正しいなんてただの独裁ではありませんか!
 大学の主人公は学生です! 権威のある総長や権力者の顔色など気にせず学生らしく闘いましょう!

◆理学部生 
 これは学生全体の問題である! 私は同学会メンバーではない一般学生の身としてここで声を上げなければならないと思う。
 逮捕されたのは同学会メンバーである前に2名の大学に対して声をあげた学生である。大学の機能、大学生の重要な役割の一つとして、社会を考え、討論し、行動を起こし、社会を推し進めるということがある。フランスの5月革命、韓国のロウソク革命などがまさに大学生が先頭に立って声をあげて社会を前に進めた例である。これらの例が示すように、真剣に社会を考え、声を上げるのは我々大学生の誇りであり、ある種本分でもある。彼ら2人は、その内容如何に関わらず、そんな大学生の社会的役割を果たそうとした大学生として、その声を抑えられる形で権力により逮捕された。それは、同学会にしてみれば、メンバー2人を逮捕されたということになるが、我々「大学生」から見れば、それは権力者が学生の声に介入し、抑える、ということに他ならない。今回の大学職員の行動、逮捕の経緯、大学当局がホームページに掲げている「注意喚起」。どれを見ても、大学当局の狙いは「同学会」メンバーを十数日間勾留することではなく、ただそれをみせしめとして、我々「一般な善良」学生が声を上げる気を起こさないようにするのが、真の狙いである。もしくは学生の声を大学当局が選別し、言論を圧力をもって操ることである。これは全ての大学生に対して行われた威嚇であり、それは2人が釈放されても解消するものではない。ゆえに今回の2学生逮捕事件は、全学生の問題である。

京大生への不当逮捕弾劾! 京大同学会・作部羊平委員長の声明文を転載します

安田副委員長・阿津書記長への不当逮捕を弾劾します!

 

京都大学全学自治会同学会中央執行委員長 作部羊平

 

10月31日、京都府警によって安田淳敏・同学会副委員長、阿津良典・同学会書記長の2人の仲間が不当逮捕されました。徹底弾劾します!


安田くんは8月9日の京都大学オープンキャンパスにおいて、「警備中の職員の首を押さえつけるなどした」とされ、公務執行妨害で逮捕されました。この「警備」であり「公務」とは、今年7月25日に反戦ストライキに関連して退学処分となった4名に対して職員が無断撮影・ビラまき妨害を行っていたことを指しています。

反戦運動への処分に抗議してビラをまくこと、職員の一方的な監視・言論封鎖に抗議することの何が悪いのでしょうか。

さらに京都大学はこの件についてすでに懲戒処分に向けた特別委員会を立ち上げおり、今回の逮捕は一事不再理の原則に反する二重処罰に他なりません。


阿津くんは8月10日の京都大学オープンキャンパスにおいて、「看板の撤去をしていた職員を蹴りつけた」とされ、公務執行妨害で逮捕されました。この「公務」とは、京都大学の営業活動であるオープンキャンパスに際し、大学を批判する立て看板を一斉撤去したことを指しています。
学生が看板を出して主張することの何が悪いのでしょうか。阿津くんの行動は大学への批判を封殺する「公務」に抗議し、阻止しようとする行動でした。


一連の「事件」において、京大職員はわざと後ろに転んだり、「痛いじゃないか」と叫ぶなど、「暴行」の演出に努めました。今回の罪状が「傷害」でないことを見ても、いわゆる「転び公妨」であることは間違いありません。


現在、京都大学では自治活動に対する弾圧が強まっています。反戦運動に対する退学処分、退学処分者含む12名への「学外者立ち入り禁止」通告、学内集会に対する大量の機動隊の配置、度重なる立て看板の撤去、学生への無断撮影、抗議する学生への新たな処分に向けた調査……。これらはすべて、京大生による話し合い要求を無視して強行されてきました。

「事件」の目撃者は職員だけであり、逮捕は京都大学の通報がないと実現しません。一方的な規制や監視・処分を「公務」、抗議することを「公務執行妨害」と言い張って、暴力的に批判を抑え込むということです。学生・教職員の話し合いに基づく大学の自治を真っ向から否定する暴挙です。


2人は、京都大学が米軍マネーをもらって軍事研究を行っていること、政府が軍産学共同研究という形で大学を戦争に動員しようとしていることに対して抗議活動を行ってきた学生です。今回の逮捕は、安保関連法の成立、日米韓同盟の強化と軍事演習の激化、北朝鮮への経済制裁強化など、朝鮮戦争に向けた準備が着々と整い、緊張が高まる中での治安弾圧です。

さらに今回の逮捕を前後して、京大当局と警察は「中核派の活動」であると殊更に強調し、キャンペーンを張っています。共謀罪の発動に向けた思想弾圧であり、戦時下体制の構築を狙うものです。
以上の観点から、2人への逮捕は京都大学・京都府警による不当な弾圧だと考えます。大学の自治を解体し、戦争に向かう攻撃です。「かつて来た道」を再び歩もうとする暴挙を許すことはできません。

京都府警はただちに安田くん、阿津くんの2人を釈放せよ!

京都大学は一方的な規制や監視・処分を取りやめ、学生と話し合え!

全国・全世界のみなさん、2人の仲間を取り戻すために力を貸してください! 応援メッセージや救援カンパのご支援よろしくお願いします。